出版社内容情報
「ピコちゃんの家で遊ぶ時は家の鍵を忘れないように」
謎の言葉を残して、喫茶店を営む父が消えた。
ニコが幼い頃に大切にしていたぬいぐるみ「ピコちゃん」。
ピコちゃんの家は、捨てられていた段ボールの家。
今さら遊ぶ時とは?
血はつながらなくとも、誰よりも深く家族を愛してくれた父。
ニコは、頭脳明晰、眉目秀麗の二人の兄とともに、失踪した父の行方を捜すため謎を解き明かそうとするのだが、そこには新たな謎が待ち構えていた。
そこには、角度によって色が変わる宝石“アレキサンドライト”のように、それぞれの正義があった――。
誰かの利益が、誰かの不利益。
誰かの信念が、誰かの悪。
角度によって変わる「正義」なんてまっぴら!
救いたい人が救われるのなら、“怪盗”にだってなってやる!!
家族の真実をさまざまな角度から照らし出す、アレキサンドライト・ミステリ!!
内容説明
ぬいぐるみの家で遊ぶ時は鍵を忘れないように―。謎の言葉を残して消えた父を探すため、数字に強い陰気な女子高生ニコは、“目”がいい陽気な千聖、“耳”がいいクールな士郎の二人の兄とともに父の言葉を解き明かすことに。だが謎は新たな謎を呼び、ニコたちは意外な人の裏の顔と過去を知る。彼らは善人?それとも…。見方次第で変わる“正義”なんてまっぴら!三兄妹が選んだ正義とは?
著者等紹介
狐塚冬里[コズカトウリ]
神奈川県出身。2013年に『小説AMNESIA SHIN Ver.』(一二三書房)のノベライズで作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
-
- 洋書
- 813