出版社内容情報
妹の仇を追う若殿が出会った女義賊・怪盗黒猫の正体は長屋の大家さんだった! 長屋の住人ともども世直しに目覚める直次郎の活躍!
内容説明
黒猫の二人、元大名お世継ぎの直次郎と女義賊のお夏は、御用提灯から逃げおおせたはずが、捕方に見とがめられそうに。そこに一人の浪人が現れ、捕方は一斉に退却、いったい誰なのか?浪人は首切り役で名高い山田朝右衛門だった。二人は朝右衛門から、盗まれた紀州家の「御様御用」の刀を探してほしいと頼まれる。忍びや雑賀衆が蠢く中、二人は刀を見つけられるのか?
著者等紹介
和久田正明[ワクダマサアキ]
1945年静岡県生まれ。テレビ時代劇の脚本を数多く手がけた後、現在では時代小説の執筆に専念している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
86
怪盗 黒猫「妖刀 狐火」2巻。首切り役山田朝右衛門から盗まれた「御様御用の刀(妖刀 狐火)」の探索を頼まれた黒猫直次郎とお夏とその仲間政吉、岳全、捨三、熊蔵、忍者や雑賀 衆が絡み暗闘が繰り広げられる、安定感あり、直次郎とお夏さんの掛け合いが面白い、二人はどうなるのか楽しみです。2021/01/07
藤よい
3
シリーズ2作目。直次郎が藩の跡取りであったり、お夏との出会いなど、すっかり忘れていました。今回は首斬り朝右衛門が黒猫コンビに盗まれた妖刀狐火を探すよう依頼。忍びや雑賀衆が襲い掛かってくるのを避けながら、だんだんと黒幕に迫っていくのがハラハラして面白かったです。直次郎とお夏のポンポン飛び交う会話も小気味良いです。 サクッと読めて家事の隙間時間にピッタリでした。2021/07/07
goodchoice
1
シリーズニ作目でテンポ、筋立てもよくなかなか読みやすい。次作に期待したい。2021/02/14