出版社内容情報
日韓併合前夜、日本、韓国、中国東北部、ロシアなど極東にまたがる地域でなにが起こっていたのか。現在悪化する日韓関係と酷似する現在の状況をもあぶり出す、当時の極東情勢と日韓外交史の闇に迫る衝撃のノンフィクション。
内容説明
日清韓露の複雑な関係が交錯する!日韓外交史の闇に震撼する歴史ノンフィクション。明治四十二年十月、枢密院議長・伊藤博文がハルビンで暗殺された。狙撃犯は安重根、今でも韓国で英雄とされる人物である。しかし、可能なかぎりの当時の外交機密文書を丹念に読み込むと―そこに浮かび上がってきた人物とは、はたして何者だったのか。日本を近代化にみちびいた幕末の英傑・伊藤博文が目指していた韓国併合とは?日本政府の思惑とは?
著者等紹介
大野芳[オオノカオル]
1941年愛知県生まれ。ノンフィクション作家。『北針』で第一回潮賞ノンフィクション部門特別賞受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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