出版社内容情報
「フルベッキ群像写真」の謎とは? 伊藤博文暗殺、天皇すり替え説、初めて撮影された天皇とは……古写真に秘められた歴史の闇に迫る!
内容説明
150年前の“謎の写真”の真実と歴史の裏面―「フルベッキ写真」には坂本龍馬や西郷隆盛などの幕末の英傑、さらには明治天皇の“替え玉”もうつってはいなかった!?維新成立の闇と謎を解き明かす衝撃のノンフィクション!
目次
第1章 六発の銃声
第2章 旅順の地を踏んで
第3章 『幕末 維新の暗号』という誘惑
第4章 奇書を巡る旅
第5章 フルベッキの孫とされたキーパーソン
第6章 法人類学はフルベッキ写真をどう判定するのか
第7章 明治天皇、最初の写真は“パパラッチ”された―
第8章 『明治維新の生贄』で語る宮崎鉄雄の妄想
著者等紹介
斎藤充功[サイトウミチノリ]
1941年東京市生まれ。ノンフィクション作家。東北大学工学部中退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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春風
19
幕末の志士たちが一堂に会したといわれる群像写真。通称「フルベッキ写真」。宣教師フルベッキを中心に44人の武士が写る。その中には、西郷隆盛や坂本龍馬、そして後に明治天皇にすり替わったという大室寅之祐が写り込むという。本著は他の幕末のトンデモ本とは異なり、野史を元に裏歴史を暴くことが目的であるという。しかし本著も、取材を通して、取材先で新発見が相次ぎ裏歴史が明らかになってくるのである。白眉は、法人類学の観点から橋本正次教授に、大室寅之祐と明治天皇の人物鑑定を依頼し、その鑑定書が全文掲載されている点であろう。2019/10/04
konomichi
3
フルベッキ写真の謎を皮切りに、伊藤博文暗殺事件から孝明天皇暗殺、明治天皇すり替えの謎を追う話。結局、フルベッキ写真に映ってる後の(すり替え後の)明治天皇と追われている少年と後の(成年後の)明治天皇は別人という判定をしただけで終わっているので、そもそものフルベッキ写真の人物同定の信憑性があやしいしな、と。南朝復活説がお好みの方には楽しめるのではないかと。2021/09/30
ハローパパ
3
☆3 加治先生批判本?2019/10/10
にやり2世
1
写真にまつわる人物の説明が長すぎて、写真はどうなった?と気になってしょうがない。写真についての考察は他人の説の分析をまとめてるような内容だから書名変えてほしかった。2019/12/12
たつのすけ
1
◎2019/09/14