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出版社内容情報
商品は食パンとロールパンだけ。それでもお客さんが途絶えない人気のパン屋・ペリカン。その74年の歴史と美味しさの秘密に迫る。
内容説明
商品は、食パンとロールパンだけ。それでも行列ができ昼には売り切れる。浅草で75年続くパン屋さんの物語。
目次
第1章 不思議なパン屋
第2章 ペリカンの歴史
第3章 おいしさのひみつ
第4章 浅草とパン
第5章 100歳のペリカン
第6章 ペリカンとわたし
第7章 ペリカンを食べる
著者等紹介
渡辺陸[ワタナベリク]
1987年東京都生まれ。成蹊大学経済学部経営学部を卒業後、東京製菓学校パン専科で学ぶ。2014年に「パンのペリカン」4代目店主となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けんとまん1007
61
いい意味でのこだわり。先代の意志をつなぐこと。変わらないことというのは、実は、とても難しいと思う。それが、食べるものとなると、尚更だと思う。材料自体の変化、天候などの変化、指向性の変化などなど、きりがない。しかも、作る人自体も、毎日、状態は違う。その中で、味を守るための努力。伝統産業が革新の連続という言葉があり、それを想い出す。シンプルということは、誤魔化しがきないということだと思う。2023/07/05
Natsuki
59
1942年創業、浅草のパン屋さん『ペリカン』。今現在売っているのは食パンとロールパンの2種類だけ。街のパン屋さんであり続けながらも、遠くから『ペリカン』のパンを買い求めにやってくる人も多いという。兄夫婦にすすめられ、阿佐ヶ谷のミニシアターで『74歳のペリカンはパンを売る。』というドキュメンタリー映画を観た帰りに思わず購入。本も映画も『ペリカン』を愛する人たちの言葉で溢れていた。これはぜひとも本物を買って食べたい?特別うまいというのではなく、飽きのこないパン。それってものすごい強みだと思う。2018/06/05
ぶんこ
49
まだ若い4代目が書いた、というよりはインタビューをして他の方が書いたのでは?とおぼしき内容でした。2代目の方のパンへの思い、お店の人への思いを大事に受け継ごうとする姿勢が好ましい。日本の人口が減ってきて、働く人がいなくて、閉店するお店が多いというのが衝撃でした。身の丈に合った商いをし続ける難しさもあるのでしょう。食パンとロールパンだけにしぼり、手を広げないというのが、2代目が争いごとが嫌いだったから・・というのが微笑ましい。無性に食べたくなってきました。2019/11/20
ケロコ
32
【図書館】75年続く、ペリカンのルーツ。食パンとロールパンだけでこの先もいくという。ロールパンは食べたことがないんだよねぇ。予約して買いに行かないと売り切れ必至なので、なかなか手に入らない。予約したら、行かないといけないのがストレスなんですよ。今年の目標位にしておこう。2019/06/21
る*る*る
32
食パンが好き。初めて入るパン屋では必ず食パンを購入する。うー、ペリカンの食パンを食べたい。読書中、何度もパンの香りに包まれた✳︎ドキュメント映画、高崎シネマテークに来ないかな〜2017/11/20