ハーバード流 逆転のリーダーシップ

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ハーバード流 逆転のリーダーシップ

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  • サイズ B6判/ページ数 382p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532319892
  • NDC分類 336.3
  • Cコード C0034

出版社内容情報

大きな組織がイノベーションを起こすために「カリスマ」はいらない! 凡人集団の力を最大化させ、1人の天才をも凌ぐ革新を生み出す手法。21世紀に求められる新しいリーダーシップのあり方とその手法を提示する。

内容説明

ビジネスの現場では多くの場合、ひとりのリーダーがどこを目指すかを示し、先頭に立って指揮することが必要になる。しかし、どこへ向かうのかわからない創造的な活動においては、一般に考えられている優れたリーダーシップは通用しない。壮大なビジョンを掲げてチームを率いるだけでは、イノベーションは起こせないのだ。現代の企業において、画期的な商品をひとりの天才だけで生み出すことはめったにない。それは、さまざまな人材を活用する集合的なプロセスである。メンバーの才能を結集し、集団の力を最大化させるためには「背後から指揮する」という新しいタイプのリーダーシップが求められる―それは「羊飼い」のような存在だ。本書で紹介するピクサー、グーグル、イーベイ、ファイザーなど、優れた実績をあげ続けている組織のリーダーは、イノベーションを生み出しやすい場を築くことで、メンバーの独創性をいかんなく発揮させ、成功に導いている。リーダーシップの権威であり、ハーバード・ビジネススクールの人気教授が、これまでの常識を覆すリーダー像を提示した最新研究をもとに、イノベーションを起こし続けるリーダーの条件を伝授する。部下の能力を引き出したければ背後から指揮をとれ。ベストセラー『ハーバード流ボス養成講座』著者、最新作!

目次

イノベーションはひとりの天才からは生まれない
リーダーが直面する六つのパラドックス
従来のリーダーシップは通用しない
第1部 メンバーの意欲を引き出すリーダー(コミュニティーを築く;価値観と参加規則)
第2部 組織の能力を築くリーダー(創造的な摩擦;創造的な敏速さ;創造的な解決)
第3部 未来を切り拓くリーダー(イノベーションの生態系を育てる;未来のイノベーションのリーダーはどこにいるか)

著者等紹介

ヒル,リンダ・A.[ヒル,リンダA.] [Hill,Linda A.]
ハーバード・ビジネススクール(ウォレス・ブレット・ドナム記念講座)教授。専門は経営管理。同校で必修のリーダーシップ講座の開発チームを率いたほか、数多くのエグゼクティブ講座のプログラム主任を務めた。変革管理、組織間関係、グローバルな戦略遂行、イノベーション、人材管理、リーダーシップなどについて教鞭をとりつつ、GE、リード・エルゼビア、アクセンチュア、ファイザー、IBM、マスターカード、三菱商事、モルガン・スタンレー、アレバなど、世界的大企業のコンサルタントとしても活躍。ステート・ストリート、クーパー・インダストリーズ、ハーバード・ビジネス・パブリッシングの取締役、リーダーシップ・クォータリー誌の編集委員のほか、多くの非営利団体の理事を務める

ブランドー,グレッグ[ブランドー,グレッグ] [Brandeau,Greg]
マーケット・メディア社長兼最高執行責任者(COO)。元ウォルト・ディズニー・スタジオ最高技術責任者(CTO)。1996年に技術担当役員としてピクサーに参画後、副社長に就任。一時、ピクサーを離れるも2004年に復帰、2006年には上級副社長に就任。その間、バイオ・ベンチャーやIT企業で重役も務めた。マサチューセッツ工科大学で修士号(電気工学)を取得後、アメリカ空軍に従事し、デューク大学フュークア校にてMBA取得

トゥルーラブ,エミリー[トゥルーラブ,エミリー] [Truelove,Emily]
リサーチャー。マサチューセッツ工科大学スローン・スクール・オブ・マネジメント博士課程。ハーバード・ビジネススクールで研究員を務めるなど、企業におけるリーダーシップ、イノベーション、組織変革を10年にわたり研究。世界各国の学会やビジネス誌で研究成果を発表している。ハーバード大学教育学大学院で修士号(人間開発および心理学)、ジョンズ・ホプキンス大学で学士号(英語学)取得

ラインバック,ケント[ラインバック,ケント] [Lineback,Kent]
25年以上にわたり数多くの組織でマネジャーや役員などを務める。リンダ・A・ヒルとの共著書『ハーバード流ボス養成講座』(日本経済新聞出版社)をはじめ、ビジネス界を代表する人物たちと共同で執筆した書籍が15冊あり、ハーバード・ビジネス・レビュー誌などにも寄稿。コーチングや講演も積極的にこなす。ハーバード・カレッジ卒業後、ボストン・カレッジにてMBA取得

黒輪篤嗣[クロワアツシ]
翻訳家。上智大学文学部哲学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

5 よういち

83
イノベーションを生み出す組織に必要なリーダーシップとは、メンバーの天才の一片を引き出し、組み合わせて1つのイノベーションとして形作ることだ。◆次の3つができる組織作り。➀コラボレーションのできる組織ほ築く、②発見型学習を育む、③統合的な決定を支える。(A案とB案を足して、両案より優れたC案を創造◆2019/08/22

はるわか

24
イノベーションに長けた組織を築くためのリーダーの役割。イノベーションはひとりの天才からは生まれない。イノベーションを導く3つの能力:コラボレーション、発見型の学習、統合的な決定。コミュニティを築く、共通の目的・価値観と参加規則。創造的な摩擦、俊敏さ、解決。2017/10/22

あっきー

4
イノベーションのリーダーシップは従来考えられていたものとは違う。創造的な摩擦を持つコラボレーションと、創造的な敏速さを持つ発見的な学習、創造的な解決を持つ統合的な決定が必要。羊飼い的なリーダーが必要で、皆を率先して引っ張っるのではなく、イノベーションが起こる場を作ることが必要。2021/02/13

だいだ

1
目的、価値観、参加規則の共有がポイントになっていたが価値観がなかなか正社員、契約、派遣、などが入り乱れチームを作る会社だと実際は難しく日々悩まされる。またニュータイプの若手がいる昨今は尚更だ。いくつかの参考点を元に試行錯誤していこうと感じた。2019/10/24

レーモン

1
当然のことだと思える内容で、共感しました。ではなぜこれが、ほとんどの企業において浸透しないのでしょうか?それは、壁ができてくるからだと思います。つまり自分の領域、事業部の領域を作っていってしまうからです。それを解消するためには、お互いを分かり合うスペースを設けてしまえばいいと思います。もっと言うなら、あまり考えすぎず、ユーザーのためという経営理念に身を任せればいいと思いますね。2015/12/13

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