出版社内容情報
新シリーズ。御庭番の家柄宮地家で、部屋住みの身ながら医術への熱意と好奇心に燃える若き加門。将軍の世継ぎ家重を狙う陰謀を阻む!
内容説明
享保元年(一七一六)、吉宗は跡継ぎのいなかった家継の養子となり、将軍を継いだ。紀州藩主であった吉宗は、紀州から多くの家臣を伴って江戸城に入った。そのなかに、宮地家も含まれていた。紀州から連れて来た薬込役十七家を御広敷伊賀者として置いたのである。江戸城に入ったとき、宮地友右衛門は二十五歳、三年後に二代目となる加門が生まれている。
著者等紹介
氷月葵[ヒズキアオイ]
東京都生まれ。出版社勤務などを経て、フリーライターとして独立。秋月菜央の筆名で『虐待された子供たち』(二見書房)、『Relax in Blue』(経済界)等、福知怜の筆名で『タイタニック号99の謎』(二見書房)など、歴史、心理、ドキュメント系などの著書を多く執筆する。小説では第四回「北区内田康夫ミステリー文学賞」において「師団坂・六0」筆名・井水怜で大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひ ろ
15
★★★☆☆2022/01/12
klu
12
忍者じゃない御庭番。探偵のような感じですね。若い頃の田沼意次。いい感じですね2019/07/21
sayan
11
御庭番二代目若き主人公「加門」の活躍は、将軍吉宗の跡継ぎ巡る長男と次男の跡目争いを舞台にする。まるでTVで時代劇をみているような軽妙なストーリー展開で、個人的には読みやすかった。それで、どうしても、吉宗…と言うことでTV「暴れん坊将軍」のイメージが頭に浮かぶ。そんなわけで、場面場面で、町人の暮らしが出てくると思えば、御庭番としての立ち回りシーンがあったりと脚本を読んでみるみたいだった。もちろん司馬遼太郎のような重厚な時代小説も好きだが、たまにはこういう作風もいい。早速本シリーズの次作も読んでみたいと思う。2018/07/03
ひさか
7
2016年6月二見時代小説文庫刊。書下ろし。シリーズ1作目。お庭番にしては、明るく楽しいお仕事なお話で、少し違和感が、ありますが、それなりに面白い。次作が楽しみ。2017/08/22
ウォーカージョン
6
よく調べてある。冗長な感じがして残念。2020/09/09