出版社内容情報
一万八千石の大名家を出た若月丹波守清胤と爺らに、白装束の辻斬り探索の依頼。
すでに七人が殺され、遺体にはすべて十文字の斬り傷が残されているという。背後に幕閣と御三家の影! 長屋の殿と爺と大門は……
内容説明
実兄は幕府の大目付、那須川藩一万八千石の若月丹波守清胤は、故あって傅役の爺と二人で出奔。大館文史郎と名乗り、八丁堀の裏長屋で「剣客相談人」として糧を得ている。そこへ幕府目付から、侍ばかりを狙う白装束の辻斬り探索の依頼が入った。すでに七人が殺され、遺体にはすべて十文字の斬り傷が残されているという。長屋の殿様文四郎、爺、髭の大門が動きはじめた。書き下ろし長編時代小説。
著者等紹介
森詠[モリエイ]
栃木県旧大田原町出身。那須地方に育つ。東京外国語大学卒。最近、歴史時代小説も書いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
40
剣客相談人「必殺、十文字剣」9巻。八丁掘裏長屋で「剣客相談人」として糧を得ている殿様文史郎、爺、大門の三名で御三家と幕府が絡む事件の依頼が・・・だんだんスケールが大きすぎるような、まあ今回は大門さんと摩耶姫の少し悲しい恋に終わったが、話に加わり良かったかな。2014/02/09
カラヤ3
1
隠れキリシタンや金山などネタを満載した巻。大門が摩耶姫をあきらめたのが残念だがキリシタンになるわけにもいかないからしかたないことだろう。2022/04/12
つめ
0
弥生と摩耶、女二人が戦う必要あった?弥生は足に20針も縫う怪我って、道場主無理じゃん。そんなにすぐ歩けるようになるわけないし。2019/11/17
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