出版社内容情報
理想の男性との結婚から逃げ出した前合衆国大統領の令嬢が逃避の旅の途中で出会った怪しげな男とは――ロマンスの女王・スーザン・E・フィリップスが描く、せつなくもしみじみとした恋! 原題:The Great Escape
内容説明
理想の男性との結婚式から逃げ出した前合衆国大統領の令嬢ルーシーは通りかかった怪しげな男に助けられ旅に出るが、メンフィスの空港に置き去りにされる。そのとき、男から彼女のクレジット・カードと免許証を渡された。“パンダ”と名乗る彼は両親に雇われたボディガードだったのだ!ルーシーはマスコミから逃れるため変装し、彼の家があるミシガン湖のチャリティ島に渡る。やがて、彼が島に帰ってきて、二人は反発しながらも愛し合うようになる。ひと夏だけのかりそめの関係のはずが…。
著者等紹介
フィリップス,スーザン・エリザベス[フィリップス,スーザンエリザベス][Phillips,Susan Elizabeth]
オハイオ大学卒業。90年代に入ってロマンス小説で注目を浴びるようになる。98年に『あの夢の果てに』で、また2000年に『ファースト・レディ』でRITA賞を受賞。現在、シカゴ近郊に在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
rokoroko
12
再読。結婚式で花婿を置いてきぼりにしたルーシーの話。・・長い。もう少し何とかならないものか。前回読んだ時は面白かったのにな2018/06/02
kaoriction@本読み&感想リハビリ中
12
個人的諸事情により、息抜きで久しぶりにロマンスを。大好きなスーザン・エリザベス・フィリップス『あの丘の向こうに』の続編。…読んでいるうちに蘇る人物たち。ルーシーも随分と大人になったなぁ。さすがはSEP。600ページもあるが、飽きさせないストーリーテリング。ハッピーエンドとわかっていても気になる行方。ただ、個人的にはブリーの話は必要なかったな。マイクとの関係は無理矢理感が否めない。だったら、同時進行でメグ&テッドをもっと出して欲しかった。余計な人物盛り込みすぎ!でも、安心して読める作家なので息抜きには最適。2014/07/14
choco
10
スーザン・E・フィリップスって、時折ヒロインにまったく共感できない作品があるんですよね。なんじゃこれは。結婚式当日、まさに祭壇前にはい、さよならって。「ファースト・レディ」の続編だからこその期待度が底打ち。パンダは…パンダはいいんですけどね。出会いの場面や放浪中の荒くれさとか。いや、ルーシーがダメすぎでしょう。31歳で、いい加減にして。ニーリーとマットがちょこっと出てきて、救いでした。2016/12/27
harutamano
9
いいよいいよルーシー!結婚式から逃げ出した元大統領のご令嬢!メグとの電話のやりとりも出てきてニヤニヤ(^^)冷徹な仕事人ヒーローがぐらんぐらんになってる〜😹がんばれ!The Great Escape.2023/04/03
rokoroko
7
おもしろかったぁ~ファーストレディのルーシーの話。あの時いきいきとして妹を守る素敵な子供だったルーシーが親が喜ぶ結婚をまさにしようとしたその時!急に逃げ出しちゃうという話。組み立てはファーストレディと同じ様だけど、一期に読ませてしまう。よく知っている懐かしい登場人物もたくさん出てきて、相関図が欲しいくらい。この頃スピンオフが多いこの作家。始めてファーストレディを読んだ時のように「いいもの読んだ!」という感動を与える本が読みたいな。2013/01/24