出版社内容情報
日韓を併合した北朝鮮は米国侵攻へ。北の占領下米国を描いたベストセラー・ゲームの小説化!
内容説明
2020年代、アメリカは経済的にも、軍事的にも疲弊していた。一方、新指導者のもと、めざましい発展を遂げた北朝鮮は、日韓をはじめ東南アジア各国を併合して大朝鮮連邦を設立、2025年、アメリカ侵攻を開始した。まずアメリカ上空で高高度核電磁波兵器を爆発させ、通信、電気、水道等すべてのインフラをストップさせた。大朝鮮連邦の軍隊による苛烈な占領政策のもと、ベン・ウォーカーはラジオ放送“自由の声”で、全米のレジスタンス組織に対して一斉蜂起を呼びかけた…。
著者等紹介
ミリアス,ジョン[ミリアス,ジョン][Milius,John]
映画監督、脚本家。30作以上の映画制作に関わる。脚本家としての代表作に『地獄の黙示録』がある。映画監督としては『若き勇者たち』などがある
ベンソン,レイモンド[ベンソン,レイモンド][Benson,Raymond]
映画やゲームのノベライズ多数。映画『007』シリーズのノベライズが代表作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
NOB@つんどく
3
「HOMEFRONT」の前日譚。ゲーム中に登場する「自由の声」の発信者ベン・ウォーカーを主役としたストーリーで、北朝鮮がアメリカ本土を占領するあたりから話が始まります。ゲームのシナリオは序盤はともかく途中から脳筋全開でお世辞にも褒められるよーなものではなかったのですが、本書はそんなことはなく割とまっとうな架空軍事SF的味わいがありました。結構ご都合主義的なところもあるけど、「無いとは断言できんな」というギリギリのラインで北朝鮮の占領シナリオが語られているところが良い感じです。しかしゲスいな北朝鮮の戦略2011/06/26
cohey-g
1
どこかで見たことある表紙だなと思って買って見たらゲームのノベライズでした。設定はお世辞にも褒められるレベルではないですが、「そうなったとして」考えるならばストーリーは結構面白かったです。R・ベンソンはメタルギアのノベライズで読みましたが、こちらの方がはるかに出来がいい。2011/07/24
GAM
1
FPSのノベライズってどうすんの?無双すんの?って思いつつ買ってみたら全く違ったのでビックリしました。あとがきによるとゲームの数年前らしい。ゲームとの兼ね合いからか明らかに変なところで終わります。内容は結構面白かったのでそれだけが悔やまれます。2011/06/29
薄荷飴
1
レイモンド・ベンソンが執筆に関わっていたので、てっきりゲームのノベライズかと思ったらその前日譚でした。アメリカを占領した北朝鮮軍の外道さが際立ちますが、それ以外に見どころがあるかと言われると反応に困ってしまいます。ただ、<自由の声>ことベン・ウォーカーがゲームでどう活躍してくれるのかは気になりました。2011/06/27
jesus_lopez13
0
FPSゲームのHomefrontのノベライズ。表紙かっこいいね。 金正恩がこんなに英明な君主ならこの小説みたいになるのかね? 無理か・・・。 中国に配慮していると思われ、作中には中国はほとんど出てきません。 大朝鮮連邦にも併合されていないようです。2012/03/22