内容説明
九代将軍家重の側近・大岡忠光から示された、目安箱への連日の無記名の投書には「勅語奉答の儀の時、何かが起きる。仮名手本忠臣蔵以上の事件になる恐れあり」とあった。直参旗本千石、花輪家の次男坊・征史郎は「目安番」として、投書の裏を探るべく、将軍の弟・田安宗武の身辺から調べはじめた。征史郎の剣と兄の目付・征一郎の頭脳が策謀を断つ。書き下ろし長編時代小説。
著者等紹介
早見俊[ハヤミシュン]
1961年、岐阜県岐阜市に生まれる。法政大学経営学部卒業。会社員を経て作家活動に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
99
目安番こって牛征史郎「虚飾の舞」3巻。御側御用取次大岡出雲守忠光さん危機一髪でしたね、目安番征四郎さんもよく活躍しましたが、征四郎の兄目付・征一郎さんよく踏ん張りました、次巻は京都へ物語は動くのか宿敵海野玄次郎との決着は次巻が楽しみです。2018/05/05
あかんべ
6
玄次郎が登場。決着は次巻に持ち越し。次は京都に移して活躍?2016/09/29
トロピカ
2
これでもかこれでもかと危機がたたみかけるように続きヤバイヨヤバイヨと読みながら終始出川状態。殺人容疑をかけられた上司を救い、伊賀忍者に挟まれた兄を救い、昇進の為に正義を売った先輩を救い、餅を喉につまらせた和尚を救い、金魚鉢から凶器をすくい、今回も征史郎は忙しい。にしても田安卿を打ち負かした場面はかっこよすぎるだろ。2021/01/20
琵琶湖
0
さらっと読んだら、面白かったです。2016/08/22