内容説明
子は親の背を見て育つ。プロの山岳写真家の草分け三宅修と、その背を見て育った岳。山と自然が成りたたせた、子への思い、父への思い、さらに母の思いが綴られたエッセイ集。
目次
第1章 父の山(幼年期の山―親の夢・子連れ登山;父の山;父と子の山 ほか)
第2章 子の山(父のいない山―「何か獲れたかー」;空き缶放物線;初北アルプス退散記 ほか)
第3章 母の山(二歳の息子を連れて霧ヶ峰高原へ;空気の汚れた東京から山間の町へ;里山そぞろ歩き―花乃が生まれて ほか)
著者等紹介
三宅修[ミヤケオサム]
1932年東京に生まれる。1955年東京外国語大学卒業。在学中に山岳部を創立、部長に串田孫一先生をお願いし、生涯の師とする。1958年山の芸術誌「アルプ」の編集者となり、1964年フリーの山岳写真家として独立。1967年にプロの山岳写真家による「日本山岳写真集団」を結成、初代代表を13年間務める
三宅岳[ミヤケガク]
1964年東京都生まれ。東京農工大学環境保護学科卒業。ユズ編集工房を経て、フリー写真家。北アルプスや丹沢などの山をよく写す。また、炭焼きをはじめとして、消えゆく山仕事の撮影、さらに炭焼き長者譚の追っかけに興じている。古いカメラにも造詣が深い。フィールドからスタジオ撮影まで幅広く活躍。神奈川最北の相模原市藤野町で、山の中で地域に密着、自然とアートにあふれる暮らしを楽しむ。NPO「篠原の里」会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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