内容説明
恋人に振られたあげくに一文無しの画家ブルーが、ひょんなことから出逢ったのは、オフシーズンを過ごすアメフトのスター選手ディーン。なりゆきから婚約者役としてディーンの所有する農場に滞在することになったブルーは、やがて彼とふざけ合いながらも熱い関係を持つようになる。ある過去から、ブルーは次第にディーンに惹かれていく自分に不安を抱きはじめるが、その後彼の家族との奇妙な共同生活が始まると、二人の恋も思わぬ方向へ…。ユーモア溢れる傑作ラブロマンス。
著者等紹介
フィリップス,スーザン・エリザベス[フィリップス,スーザンエリザベス][Phillips,Susan Elizabeth]
オハイオ大学卒業。90年代に入ってロマンス小説で注目を浴びるようになる。98年に『あの夢の果てに』で、また2000年に『ファースト・レディ』でRITA賞を受賞。ロマンス小説の分野でもっとも人気と実力のある作家の一人。現在、シカゴ近郊に在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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choco
16
スターズの選手って、変わった奥さん多いよね~。今回もまた飛び抜けて変わってる。さすらいの肖像画家。普通花形スター選手が汗臭いビーバーの着ぐるみ着て歩いてる人をひっかける?そこは違和感ないように丁寧に描いてるとはいえ。その後オフシーズンを費やしての別荘改築に入り組んだ親子関係が絡む。取り巻きにはない魅力面を出していかないといけないからか、ヒロインの強気と嘘と皮肉の応戦もこのシリーズの特徴かな。これでシリーズ最後か。もうそろそろ前回越えの癖あるヒロインて作りにくいよね笑2017/07/20
harutamano
15
面白かった(^^)ポケットに入れてしまいたいとかゾッコンメロメロやのに今まで苦労せずモテモテだっただけに上手く彼女を口説けないクォーターバック。彼女の方もなかなかに硬い殻を被っているけれど、田舎町の頑固婆さんや、ヒーローの義妹、そして憧れのロックスター(ヒーロー父 に関わって、さらに絵を描くということで自分を昇華していくのがよかった。ヒーローとその母親との関係もゆっくり再構築されて、両親のあらためてのロマンスもあってよかった〜。シカゴ・スターズシリーズこれで一段落かな。また読みたいSEP。2019/11/26
rokoroko
14
読み友さんの感想を読んでたしか持っていた筈と探し、処分寸前の中から見つけてきた。怪我をしたアメフト選手。と通りがかりの女性。秘密の選手の父親。などバラバラだった家族が次第にまとまると言う話。長かったのであいだに一冊読んじゃった。面白いけどココまで長くなくともと思ってしまうのは私だけかな2018/12/08
veri
14
「赦す」というのは自分では決められない。もっと言えば、赦すのは頭でなく心。それは誰かを信じるときもそう。ディーンがあれよあれよとブルーの魅力に転げ落ちていくのが見ていて楽しくて羨ましかったり。ブルーの頑なに全てを受け入れようとしない姿が悲しかったり。他シリーズはわかりませんが、このシリーズは親と子のあり方もテーマだったんだろうと思わせられる。心は心が決めるもので、意思の力は及ばない。それはその時が来たときに初めて溶けるものなのだろうと思う。赦すこと、信じること、愛することができてよかったねディーン。2016/09/02
youyou88
11
これは面白かった!!! 恋愛小説好きなら読んで欲しい! 周囲の人間がすべて幸せになるラストが素晴らしいわ。 ユーモアも利いてるし読んでてにやにや。 https://ameblo.jp/harayou1223/entry-11355083623.html2023/02/11