内容説明
大御所として九代将軍家重を後見していた八代将軍吉宗が没するや、家重の弟・田安宗武を担ぐ一派が暗躍しはじめた。家重の側近・大岡忠光は、直参旗本千石、花輪家の次男坊・征史郎に「目安番」という密命を与え、家重を守らんとする。将軍追い落としをはかる巨大な陰謀に、無外流免許皆伝の征史郎の剣が立ち向かう。
著者等紹介
早見俊[ハヤミシュン]
1961年、岐阜県岐阜市生まれ。法政大学経営学部卒業。会社員を経て作家活動に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
94
目安番こって牛征史郎「憤怒の剣」1巻。目安番ちょっと変わった密命、 花輪征史郎さん豪快でなかなか面白いですね。2016/12/20
あかんべ
8
八月に読んでいたのに忘れてました。これをテレビ時代劇にしたらたのしいかも。主人公は元力士がいいな。大食いのシーンが毎回の見物で太っているのに立ち回りがすばやいなんて面白いと思うよ。2015/09/26
トロピカ
0
始まりがいきなり饅頭の大食い大会で楽しかった。2時間くらいのTV時代劇にしたら面白そうと感じるほどに人物や情景が入ってきて、期待以上に面白かった。クライマックスのハラハラ感に耐えきれず一番いいところをちょっと飛ばし読みしてしまうほどこって牛がピンチになる。ところでこって牛ってどんな意味なんだろ。2021/01/15