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人体解剖図―人体の謎を探る500年史

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  • サイズ A5判/ページ数 335p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784576071855
  • NDC分類 491.1
  • Cコード C0047

内容説明

生体医学・医療情報学の第一人者と美術史家がひもとく、解剖学者と絵描きたちの好奇心と探究心。500年前、人体にメスを入れたときから医学は始まった。ルネサンス以来の名作図譜を一堂に会したベストセラー。

目次

人体解剖図の歴史
『ファブリカ』ヴェサリウス
『人体解剖図』エティエンヌ
『人体解剖学』ワルエルダ
『エウスタキオの「解剖図録」』エウスタキオ
『人体構造図集』カッセーリ
『胎児の構造について』スピーゲル
『人体解剖学』ビドロー
『人体の解剖学』クーパー
『解剖標本集』ロイス〔ほか〕

著者等紹介

リフキン,ベンジャミン・A.[リフキン,ベンジャミンA.][Rifkin,Benjamin A.]
美術史家。美術商でもあり、とくに図像学、社会的文脈の点で埋もれた美術の文献・資料に関心をもつ。北欧美術に造詣が深く、数多く寄稿。ブラット・インスティテュート、ニューヨーク州立大学ビンガムトン校、ニューヨーク大学などで教えている。ニューヨーク在住

アッカーマン,マイケル・J.[アッカーマン,マイケルJ.][Ackerman,Michael J.]
バイオメディカル(生体医学)の研究者。医療情報学の第一人者であり、メリーランドの国立医学図書館で、超高速情報通信網(HPCC)部の副部長を務める。「可視化人体画像データプロジェクト」の立役者として数々の賞を受賞。メリーランド在住

フォルケンバーグ,ジュディス[フォルケンバーグ,ジュディス][Folkenberg,Juduth]
フリーランスライター、ブックアーティスト。メリーランド在住

松井貴子[マツイタカコ]
1971年三重県津市生まれ。慶応義塾大学文学部卒業後、出版社勤務を経て翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

午後

2
美術史家による人体解剖図の歴史、生体医学者による代表的な著作の解説、フリーランスライターによるデジタル技術の発展と現代の解剖図について。美術史的な目線と医学的な立場の両方から書かれているため、それぞれの視点や評価軸の違いが窺われて面白い。18世紀頃までは、解剖図も宗教や同時代の美術からの影響を強く受けていて、当時の人間観や視覚のあり方が垣間見える。2022/03/17

misui

1
ルネサンス時代のスケッチから現代のコンピュータ技術まで、人体解剖図の歴史を図版を用いて紹介している。歴史といっても統一的な流れは掴みづらいが、まあ図版を眺めているだけでも楽しいものである。ヴェサリウスはもちろん、ビドローの標本的解剖図、チェセルデンの清潔ささえ漂う骨格図(これ最高)、アルビヌスの細密で幻想的な解剖図あたりがたまらない。中には死体で作ったオブジェのようなとんでもないもの(フレデリック・ロイス)まで紹介されていて、奇異なものを求める向きにもおすすめです。2011/08/16

親橋白金(実は加藤國康)

1
鑑賞をしてしまった。人体の内部を探索する“意識する脳”の見る光景は<知×性×美>の極美なのだからしょうがない。2008/05/24

AY

0
1510年のレオナルド・ダ・ヴィンチの解剖図から、解剖図譜の金字塔『ファブリカ』など、1900年までの間に出版された解剖図が載っていた。数百年前の解剖図でも、緻密に描かれていた。今ではレントゲンも、MRIもCTもあるが、その当時は解剖して絵におこしていかなけれはならない。本当すごい。なおかつ、これに芸術的な背景を描いたりと作風が異なっていて面白かった。こういった解剖学の研究のおかげで、今の医学があるんだなと思った。2015/05/17

htsuruga

0
宗教観と人体の記録2008/08/24

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