出版社内容情報
「食事でむせることが多くなった」
「自分の唾液で咳き込みやすくなった」
あなたは大丈夫でしょうか?
ひょっとして、飲み込む力が弱くなっているのかもしれません。
食べ物などを「飲み込む力」は生きていくうえで欠かせないものです。
しかし、年を取るとだんだん衰えていきます。
飲み込む力の衰えが怖いのは、それが誤嚥性肺炎につながるからです。
また、食べる力が低下すると、食べられるものが限られ、栄養不足(低栄養)を招きます。
とくに、たんぱく質が不足すると、筋肉量が減り、全身が弱っていきます。
この状態はオーラルフレイルと呼ばれています。
まさに「老化は口から始まる」といえるでしょう。
だからこそ、本書では「お口のリハビリ」をおすすめしています。
口の体操、舌の体操、咳き込み体操、唾液の分泌を促すマッサージなど、すぐに実践できる方法をいろいろとご紹介しています。
内容説明
「食べる楽しみ」をいつまでも。「食べる力」が「生きる喜び」をもたらし「元気な100歳」をつくる。「お口のリハビリ」で誤嚥性肺炎を防ごう!
目次
1 「うまく飲み込めない」「食事中によくむせる」は危険信号(最近よくむせる、咳き込む、ということはありませんか?;噛む力も老化で弱まっているかもしれない;放置すると、誤嚥性肺炎の引き金になることも ほか)
2 食べる力が、健康で長生きを実現し、人生を豊かにする(食べるとき、お口と喉はどう動いているのか;摂食嚥下機能を調べる検査がある;食べる力が衰えた人をサポートするときの基本 ほか)
3 「お口のリハビリ」で、嚥下障害を防ぎ、元気で長生き(お口のリハビリの担い手としての“訪問歯科診療”;訪問歯科診療を受けるまでの流れ;お口のリハビリで誤嚥性肺炎、脱水、低栄養を防ぐ ほか)
4 訪問歯科診療に取り組む、「お口のリハビリ」の名医たち