内容説明
1821年、カイロ。若き未亡人ダフネは、考古学者である兄の名を借り、エジプトの古代文字ヒエログリフの研究成果を世に送りだしていた。そんなある日、兄が何者かに誘拐され、ダフネは必死で捜索を始める。だが異国の地で頼ることができたのは、ハーゲイト伯爵の四男で悪評高い、イギリス領事館の厄介者ルパートだけだった。カイロからギザ、そしてテーベへ―危険な長旅はいつしか二人の胸に熱い想いを目覚めさせてゆくが…。RITA賞受賞作家、待望の邦訳刊行開始。
1821年、カイロ。若き未亡人ダフネは、考古学者である兄の名を借り、エジプトの古代文字ヒエログリフの研究成果を世に送りだしていた。そんなある日、兄が何者かに誘拐され、ダフネは必死で捜索を始める。だが異国の地で頼ることができたのは、ハーゲイト伯爵の四男で悪評高い、イギリス領事館の厄介者ルパートだけだった。カイロからギザ、そしてテーベへ―危険な長旅はいつしか二人の胸に熱い想いを目覚めさせてゆくが…。RITA賞受賞作家、待望の邦訳刊行開始。