内容説明
若き日のバンサンの描く小天使の冒険。この本を閉じても―小天使の歌声がきこえます。
著者等紹介
バンサン,ガブリエル[バンサン,ガブリエル][Vincent,Gabrielle]
1928‐2000。ベルギーのブリュッセルに生まれる。ブリュッセルの美術学校で絵画を学び、以後長期にわたりデッサンに専念した。彼女の絵の最大の特長である線描の確かさは、そのたまものである。『小天使ブリュッセルをゆく…』が、1970年に発行された最初の作品。その後、各国で高い評価を得た「くまのアーネストおじさん」シリーズを発表した。デッサン絵本に『アンジュール』をはじめ『たまご』『ナビル』『ヴァイオリニスト』や、水彩絵本に『老夫婦』『おてがみです』(産経児童出版文化賞ニッポン放送賞)など多数。また、作家論集『絵本作家ガブリエル・バンサン』がある
今江祥智[イマエヨシトモ]
大阪に生まれる。同志社大学卒業。編集者を経て、絵本、童話、小説、エッセイ、評論、翻訳など幅広いジャンルで活躍。『ぼんぼん』(理論社)で日本児童文学者協会賞、『兄貴』(理論社)で野間児童文芸賞、『でんでんだいこいのち』(童心社)で小学館児童出版文化賞、『いろはにほへと』(BL出版)で日本絵本賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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キジネコ
42
これは飛び切りの可愛い絵本です。誰かにプレゼントしたくなる本なので早速息子たちのお嫁さん、日々小天使のイタズラに困る彼女達に送りました。物語はクリスマスイブ、大人の天使の為すべき仕事を言い付かる長い長い行列が天使長の前にできます。其々の仕事を抱えて地上に向かう大人の天使のお祭り騒ぎの最後尾に小天使が「ぼくにも何か」と待ち受けますが子供だから…と相手にしてもらえません。さて…此処から始まる小さな波乱の数々、小天使がブリュッセルの町で何をしでかすのか?急げば10分、でもユックリ、優しく楽しんでみてください。2024/03/23
明るい果物
3
こんなにもシンプルな線で、まるまるとかわいいお腹とか、少し拗ねた顔とかを描くのすごいな…と思って読んだ かわいいいたずらっ子というかんじ2021/04/14
大島ちかり
3
あんまりぴんと来なかった。絵は黒でなぐり書きみたいだけど、感情が出ていて良かった。2013/06/22
timeturner
1
相変わらず絵は上手だけど、話はいまいち。ブリュッセルの街に思い入れのある人なら好きになれるのかもしれない。この作家の本は、文章がないほうがいいような気がする。2014/08/05
遠い日
0
071017【読書ノート/ひとことメモ】今江祥智・訳。小天使も叱られ、すねる。冒険。2007/10/17
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