内容説明
山中に隠遁していたクライスが突然動きだしたことに、政府高官は震撼する。クライスは諜報員時代に知った政府の機密について口を閉ざすかわりに、娘の身の安全を確保し引退したのだ。一方、水素ガス爆弾を完成させた男は一路ワシントンにむかった。CIAは、この機に乗じてクライスを葬るため凄腕の暗殺者を送りこむ。ジャネットもこの暗闘に巻きこまれ、命を狙われるが…。はたして水素ガス爆弾の標的は?クライスが握る“秘密”とは?全米賞賛の痛快アクション小説。
著者等紹介
デューターマン,P.T.[デューターマン,P.T.][Deutermann,P.T.]
海軍兵学校出身。ミサイル駆逐艦艦長、駆逐戦隊司令などを歴任後、統合参謀本部の軍備管理担当部門の責任者を務め退役。その後作家活動にはいる。デビュー作『メイポート沖の待ち伏せ』(新潮文庫)は緻密な構成の軍事小説として高い評価を得る。さらに『闇の狩人を撃て』で本格アクション小説の新たな境地を開き、これまでの作品のなかで最高傑作と全米で賞賛された。現在、妻とともにジョージア州の農場で暮らす
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。