内容説明
小さな町の名もない少年野球チームがみごと全国大会に出場するまでのイチローと13人の仲間の実話。
目次
プロローグ―がんばれ!われらがスポーツ少年団
第1章 ボクらにゃ、超デカイ夢がある
第2章 夢を追って、さあ出発だ!
第3章 父と子の二人だけの猛特訓
第4章 できたてほやほやチームの快進撃
第5章 イチローと十三人の“ワンパク”チーム
第6章 大ピンチのあとに大チャンス!
著者等紹介
鈴木宣之[スズキノブユキ]
1942年12月に名古屋で生まれた。東海高校のときには、野球部に入り、3年生の夏の大会では愛知県のベスト4にまで勝ちすすむ。その後、芝浦工業大学を卒業し、東京でしばらくはたらいたのち、故郷の名古屋にもどって、小さな町工場を経営しはじめ、この工場は少し前までつづけていた。1973年に、次男の一朗(大リーガーのイチローのこと)が生まれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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サク
37
世界のイチローを生み出したのは、少年時代のイチローの想いに真剣に具体的に対応した父親の熱い行動力であると感じた。絵本『おおきなあな』が浮かぶ。高校生活で二度の甲子園出場。しかし、三年生の夏の大会では、県予選決勝での無念の敗退。さぞ悔しい思いをしたであろう。イチローの心の『あな』を埋めたのは、今までの家族の支えと自らの実績であったと思う。ドラフト会議では、4位指名スタート。ウエスタン・リーグからの出発。『必ず結果を出す』という負けん気の気持ちが彼を高卒ルーキーの首位打者にしたのだと思う。彼を支えた家族に拍手2015/04/26
ポテチ
12
小学校低学年から、才覚を発揮していたのですね。「努力」という印象のイチロー選手ですが、そのベースに楽しむという気持ちが必ずあることを知りました。こういう風になりたい!とか。チームの仲間とサインを決めて子どもなりの工夫があったり。負けても勝っても、精一杯やった結果ということは変わりないといういい意味での心静めた精神性。なにより、お父様がよいですね。2018/10/29
シグマ
3
中学生の弟が読んでいたので。チチローもイチローも練習方法や行動のひとつひとつが丁寧で、自信に満ち満ちていて輝いているなあ…と。秀才で天才なイチローさんしか知らない一般人ですが、友達とえっちな話したり悪戯しまくる小学生のイチローエピソードも知ることが出来て良かった。2013/10/10
アマンダ
3
イチローものはたくさん読みましたが、チチロー目線だとこうなるのですね。2012/03/24
森乃あさ
3
この少年時代があるから、今のイチローがある。夢をもつってことは、努力を重ねることだと思った。2011/11/19