内容説明
ジャングルのど真ン中で目覚めた俺は一切の記憶を失っていた。―たったひとつ、『ルパン三世』という名をのぞいては…。革命後の混乱が続く東南アジアの小国で、生命を賭けた俺の逃避行が始まった。俺を追う革命政府軍の圧倒的な物量に比べ、俺の持っているのは旧式な米軍のアリスパック一式のみだ。追われる理由も、自分自身がこの国に潜入した目的もわからず俺は逃げ続ける。生き延びることはできるのか?記憶を取り戻す方法は?俺は本当に『ルパン三世』なのだろうか!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
keigo
1
紙バージョンが高騰しているなか、hontoで電書化されていたので購入。自分の記憶を失い密林をさまよい歩く主人公が、「自分は一体誰なのか」を探りながら、襲い来る敵と戦っていく、ルパン三世のゲームブック第10弾。計画的に動かなければすぐに死ぬ、ちょうどいいバランスがゲームとして素晴らしくて、トゥルーエンドにたどりついたときには達成感がありまくった。主人公はいったい誰か?を予想しながら読むのが、ミステリ者的にはとても楽しい。電書ならではのジャンプ機能も優秀。何度もチャレンジしたい1冊。2018/05/31