出版社内容情報
『寫樂』『廣戸川』『白隠正宗』『十六代九郎衛門』『仙禽』。親の代からの「負の遺産」とともに代々続く酒蔵を継いだ若き蔵元5人。彼らはいかにして過去のしがらみから抜けだし、窮地だった経営を立て直し、最終的に「日本酒ブーム」を作り上げたのか。あくなき挑戦心、そして酒造りへの情熱。彼らを定点観測してきた著者が5人の熱い思いに迫る。
内容説明
親が作った借金、売れ残った日本酒―。負の遺産を抱えながらも家業の酒蔵を継ぐことを決意した5人の若者たち。彼らは熱い情熱とひたむきな努力で、入手困難ともいわれる大人気銘柄を作り上げ、日本酒業界を牽引する存在へと駆け上がった。蔵の経営と酒造り、その両方を差配する後継者としての奮闘、そして彼らが見据える「日本酒の未来」に同世代の著者が迫った渾身のドキュメント。
目次
第1章 100人いたら100人が「美味い!」という酒を造る(冩樂 宮泉銘醸(株) 宮森義弘)
第2章 長く培ってきた『廣戸川』という銘柄を次の世代へ(廣戸川 松崎酒造(株) 松崎祐行)
第3章 親や従業員を「否定する」ことから始めた酒蔵経営(白隠正宗 高嶋酒造(株) 高嶋一孝)
第4章 杜氏との衝突。父の死。一人の作り手として認められるために(十六代九郎右衛門 (株)湯川酒造店 湯川尚子)
第5章 ソムリエからの転身。そして試行錯誤の末に見つけた「本質的な酒造り」(仙禽 (株)せんきん 薄井一樹)
著者等紹介
山内聖子[ヤマウチキヨコ]
呑む文筆家・〓酒師。1980年、岩手県盛岡市生まれ。公私ともに18年以上、日本酒を飲み続け、全国の酒蔵や酒場を取材し、「dancyu」や「散歩の達人」など数々の媒体で執筆中。日本酒セミナーの講師としても活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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