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出版社内容情報
天道の決意――「雨野君……こんな関係は、終わりにしましょう」《シュピール王国》の一件で――「このティッシュ美味しいですね」天道は心がクラッシュしていた。しかし、雨野を信じたい三角は「異議あり！ これはいつもの勘違い的なアレです！」某裁判ゲームばりの逆転なるか？
葵 せきな［アオイ セキナ］
あおいせきな。「マテリアルゴースト」で、第17回ファンタジア長編小説大賞〈佳作〉を受賞。同作品で全6冊刊行。第2作「生徒会の一存」シリーズは累計600万部突破の大ヒットシリーズとなる。
仙人掌［サボテン］
内容説明
“シュピール王国”の一件で心がクラッシュした天道花憐と上原祐は、ゲーム部でただティッシュを頬張る。そして、亜玖璃と絶賛『修羅場』初体験中の雨野景太が語る驚くべき想い。「天道さんが僕に深く幻滅しているようなら…その時は潔く、別れようと思う」壊れかける恋人達の関係。そんなピンチに乗り出したのは、ほとんど外野なのに無駄に主人公体質なあの青年だった！「異議あり！きっとこれはいつもの勘違い的なアレです！」ゲーム部での逆転的裁判を経て、天道が出した結論とは！「雨野君…こんな関係は、終わりにしましょう」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スズ
94
景太と亜玖璃のキス未遂事件から数日、精神的にポンコツ状態になった花憐と上原は、事件の真相についてゲーム部の面々と考察をする事に。一方、彼女／彼氏にキスシーン（未遂）をバッチリ目撃された景太と亜玖璃は、超気まずい現状を打開するための作戦会議を開く事にするが……。恋人関係に亀裂が入るかと思いきや、互いに相手の事が大好きすぎる景太と花憐の姿に安心すると共に、景太の「けじめ」と花憐の「決意」の告白に赤面＆ニヤニヤ。他にも、景太が花憐の誕生日プレゼントのために奮闘したり、景太弟の登場等、ニヤニヤと笑いが満載で大満足2017/08/06
まりも
74
祝アニメ化。前回の一件で心がクラッシュした天道と上原が、三角とともにゲーム部で逆転裁判コントをするところから始まる話。いやはや、今回も一筋縄では終わりませんなぁ。毎回毎回予想の遥か上を超えていくというか、そう簡単に上手い事終わらせない辺りこの作品は本当に面白いなぁ。雨野の告白劇は予想出来てたけど、弟君の強烈すぎる個性は笑撃的だったし、ラストの告白チェインコンボに関してはこのタイミングで来るとは思わなかっただけにただただ驚いた。千秋好きだけど、天道との甘々も好きやからすごく複雑な気分だわ。次巻早く読みたい。2016/11/20
よっち
73
ショッキングな景太と亜玖璃の事件で大ダメージを負った花憐と上原（とその他の面々）。もやもやした想いがあちこちにある中で、ＧＯＭのゲームで遊ぶために再び同じメンバーが集まる第四弾。花憐は壊れてるし上原も色んな意味でもやもやしていましたが、何よりも景太の斜め上の勘違いぶりが群を抜いていて事態の混乱に拍車を掛けてる感が（苦笑）弟もまた場をかき回すぶっ飛んだ存在でしたねー。ようやく収束しかけた状況で再び落とされる爆弾ｗ 基本的には盤石にも思えますけど、周回遅れで参戦したヒロインの巻き返しというか悪あがきに期待。 2016/11/20
わたー
58
★★★★★あらすじが既にカオス。前巻の衝撃的な幕引きにより精神が崩壊し、ティッシュをムシャコラする機械へと成り下がった我らがヒロイン天道。彼女に訪れるのは、真っ直ぐな告白。まっとうなラブコメもまたいい。また、今回はすれ違いから巻き起こるいつもの展開こそなかったものの、告白チェインコンボという別の爆弾が投下され、これはこれで満足のいくものだった。そして、ケータ目線からはまともそうに見えた、弟くんまで変人枠として参入してきて、益々目が離せない。アニメ共々楽しみだ。2016/11/28
かんけー
55
うん、面白いんだけど？作者各キャラを弄り過ぎだし拗らせ過ぎだし？...衝撃の前巻ゲームオーバーからの？ま、自分天道さん派なので皆なの居る前でまた天道さんにストレート告白(^.^)嫌いじゃないねぇ～‼この流れは大歓迎。景太偉い!漢やん♪しかし、今までモブキャラだった弟光正、トンデモの爆弾背負った？キャラやねぇ(笑)読んでて引いたわ(^.^)「こうしたら相手に変に思われないか？」とかジョーカーゲーム(笑)じゃないんだから裏の裏を読む心理戦(^_^;)面白過ぎて？でもこのノリがこの作品のキモなのも確かで♪→2016/11/26
