内容説明
アジアのローカル線各駅停車には旅の楽しさが詰まっている。タイ、マレーシア、ベトナム、中国、台湾、韓国、フィリピン―アジア各地の鈍行列車紀行。
目次
第1章 マレー鉄道―バンコクからシンガポールへ
第2章 ベトナム―ホーチミンシティからハノイへ
第3章 台湾―台湾一周
第4章 韓国―釜山からソウルへ
第5章 中国―北京から上海へ
第6章 フィリピン―マニラからビニャンへ
第7章 中国東北部―大連から長春へ
著者等紹介
下川裕治[シモカワユウジ]
1954年、長野県松本市生まれ。ノンフィクション、旅行作家。慶応大学卒業後、新聞社勤務を経て『12万円で世界を歩く』でデビュー。アジアと旅に関する紀行、取材ノンフィクション多数。『南の島の甲子園 八重山商工の夏』で2006年度ミズノスポーツライター賞最優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ホークス
36
鉄ちゃんではない著者がアジア各地の鈍行列車の旅へ。しかし日本以上に鈍行は廃れていた。乗客はきめ細かい路線網で安いバスに流れ、鉄道は特急すらも速さと価格でLCCに食われている。中国だけは鉄道大国だが、圧倒的な混雑の上、安い列車は暖房無しで著者は凍えてしまう。鈍行は本当の現地を知るには良いらしく、激安弁当が激ウマだったり、硬い床に工夫して寝たり、面白くてキツい体験が一杯。フィリピンでは窓枠下に懐かしいセンヌキを発見(ビン用の奴)。何と日本から渡った旧い車両だった。白黒ながらページの半分が写真なのも楽しい。2017/12/07
ryuetto
9
2010年に、アジア各地の鈍行列車で旅した記録。 第1章マレー鉄道・バンコクからシンガポールへ。 第2章ベトナム・ホーチミンシティからハノイへ。 第3章台湾・台湾一周。 第4章韓国・釜山からソウルへ。 第5章中国・北京から上海へ。 第6章フィリピン・マニラからビニョンへ。 第7章中国東北部・大連から長春へ。 それぞれの国の人々の生活ぶりが、旅人の視点で丁寧に描き出されている。線路の補修もままならないフィリピンが特に印象に残りました。その線路を利用してトロリーを走らせちゃうたくましさも含めて。2014/05/07
たかしくん。
6
小学生の甥のお土産用に買って、読みました。それにしても、下川さんのバイタリティは並みじゃないですね。感服しました。2012/05/17
midnightbluesky
6
フィリピン鉄道に関する記述は貴重であると思う。このままだと鉄道が完全になくなってしまう可能性が大きいから。2011/03/07
Abercrombie
5
ベトナムでは列車の床にゴザで寝、中国では満席で立ちっぱなし、フィリピンでは土に埋まった線路に脱線の恐怖を覚えたりしてはいるものの、きほん鈍行列車に乗っているだけなので、乗り潰しの旅のような悲壮感、絶望感は感じられない。台湾南東で先住民に想いを馳せ、中国東北部で満州国を取り上げているのが作者っぽい。関東軍が長春に天守閣のある城を造っていたことや、満州国が現代中国で『偽満州国』と呼ばれていることは知らなかったなあ。2021/01/16




