双葉文庫
鈍行列車のアジア旅

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  • サイズ 文庫判/ページ数 365p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784575713718
  • NDC分類 292.09
  • Cコード C0176

内容説明

アジアのローカル線各駅停車には旅の楽しさが詰まっている。タイ、マレーシア、ベトナム、中国、台湾、韓国、フィリピン―アジア各地の鈍行列車紀行。

目次

第1章 マレー鉄道―バンコクからシンガポールへ
第2章 ベトナム―ホーチミンシティからハノイへ
第3章 台湾―台湾一周
第4章 韓国―釜山からソウルへ
第5章 中国―北京から上海へ
第6章 フィリピン―マニラからビニャンへ
第7章 中国東北部―大連から長春へ

著者等紹介

下川裕治[シモカワユウジ]
1954年、長野県松本市生まれ。ノンフィクション、旅行作家。慶応大学卒業後、新聞社勤務を経て『12万円で世界を歩く』でデビュー。アジアと旅に関する紀行、取材ノンフィクション多数。『南の島の甲子園 八重山商工の夏』で2006年度ミズノスポーツライター賞最優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ホークス

36
鉄ちゃんではない著者がアジア各地の鈍行列車の旅へ。しかし日本以上に鈍行は廃れていた。乗客はきめ細かい路線網で安いバスに流れ、鉄道は特急すらも速さと価格でLCCに食われている。中国だけは鉄道大国だが、圧倒的な混雑の上、安い列車は暖房無しで著者は凍えてしまう。鈍行は本当の現地を知るには良いらしく、激安弁当が激ウマだったり、硬い床に工夫して寝たり、面白くてキツい体験が一杯。フィリピンでは窓枠下に懐かしいセンヌキを発見(ビン用の奴)。何と日本から渡った旧い車両だった。白黒ながらページの半分が写真なのも楽しい。2017/12/07

ryuetto

9
2010年に、アジア各地の鈍行列車で旅した記録。 第1章マレー鉄道・バンコクからシンガポールへ。 第2章ベトナム・ホーチミンシティからハノイへ。 第3章台湾・台湾一周。 第4章韓国・釜山からソウルへ。 第5章中国・北京から上海へ。 第6章フィリピン・マニラからビニョンへ。 第7章中国東北部・大連から長春へ。 それぞれの国の人々の生活ぶりが、旅人の視点で丁寧に描き出されている。線路の補修もままならないフィリピンが特に印象に残りました。その線路を利用してトロリーを走らせちゃうたくましさも含めて。2014/05/07

ワラスボン

7
時間も速度もゆっくり流れる、アジア各地の列車旅。古い車両に木製のボックス席、冷房はなく開け放たれた車窓、家で作った料理を売るおばさん。写真も多く載ってるので、車窓から見える風景や現地の食事、人々の様子が伝わり、アジアの風を感じられて楽しい。2020/03/15

たかしくん。

6
小学生の甥のお土産用に買って、読みました。それにしても、下川さんのバイタリティは並みじゃないですね。感服しました。2012/05/17

midnightbluesky

6
フィリピン鉄道に関する記述は貴重であると思う。このままだと鉄道が完全になくなってしまう可能性が大きいから。2011/03/07

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