内容説明
結婚を考えていた恋人が実は既婚者と知らされ、赤坂のあるホテルの最上階の一室で、ひとり身を潜め、いっそこの世から消えてしまいたいと、全身がささくれだっていた。4日間、ほとんど飲まず食わず寝ずだった。その4日目の夕方、グゥー、という音が聞こえたのだ。私のお腹が鳴っているのだ。その瞬時、スッと我に返った。
目次
ある日腕ずもうに負けて私は芸能人になった
なぜ私は25歳の春に会社勤めをやめたのか
恥ずかしながら若い頃の私は“結婚病”だった
結婚に理由はいらないだけど、独身には理由がいるのよねー
31歳のクリスマス辛いけど一度だけ書いてみよう
もう、あれは昔のできごと。わすれられないけれど…
骨髄バンクのキャンペーン活動で私達は韓国に行った
ボランティアもっとすごいことだと思ってたけど
「ガンバッて」より「ガンバリましょう」がいいねェ
人の命って生きるって何だろうかと思う〔ほか〕
著者等紹介
東ちづる[アズマチズル]
広島県出身。大阪での会社勤めを経て芸能界入りし、ドラマから司会、エッセイ執筆、オリジナル着物のデザインと活動の場は広い。また、9年前から骨髄バンクなどのボランティア活動も続けている。『私たちを忘れないで―ドイツ平和村より』(ブックマン社刊)など、著書多数
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