出版社内容情報
頑張りすぎていませんか? 疲れていませんか? 一億円稼ぐより、仕事で全世界から賞賛されるより、深く満たされた人生が、ここにある! 過熱する競争社会に風穴を開け、新しい人生の価値を提案。
内容説明
平凡で穏やかに暮らせる「ふつうの幸せ」こそ最大の幸福だと、今、人々はやっと気がついた。雇用、医療、介護など社会のセーフティネットは重要だけれど、自分の外に求めるだけでは、人生はいつまでも満たされない。「ふつうの幸せ」を手に入れるには、「私が私が」という自慢競争をやめること。お金、恋愛、子どもにしがみつかないこと。物事の曖昧さ、ムダ、非効率を楽しむこと。そして他人の弱さを受け入れること―脱ひとり勝ち時代の生き方のルールを精神科医が提案。
目次
序章 ほしいのは「ふつうの幸せ」
第1章 恋愛にすべてを捧げない
第2章 自慢・自己PRをしない
第3章 すぐに白黒つけない
第4章 老・病・死で落ち込まない
第5章 すぐに水に流さない
第6章 仕事に夢をもとめない
第7章 子どもにしがみつかない
第8章 お金にしがみつかない
第9章 生まれた意味を問わない
第10章 “勝間和代”を目指さない
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
355
あまり精神科医とは関係ないが、勝間和代のような張り詰めたのは辞めましょうといった内容。それ自体はマトモな意見だと思ったが、最近の著者の言動を見ると何かにしがみついている生き方をしているように見えて仕方ない。本書だけを読めば良い事もいっぱい書いているのに人って変わるんだなと感じた。2016/02/07
扉のこちら側
86
初読。仕事へのスタンスや、頑張っても本人の努力ではどうにもできない立場にいる人の存在、高得点な人生を目指さないということ。再読したい。2013/01/02
岡本正行
85
書いてあることは、精神科医なら誰でも書きそうなこと、それが普通の人間にはできない、そして成程という気づきもある。あえて、こういう本、売れっ子のタレントであり、女性の精神科医でもある著者、それなりの経験と思考を踏まえて著作している。一読には値する、精神科医に相談するほど、悩み、苦しんでいる人たち、改善と克服するには、どうしたらいいか、アドバイスする立場、それもたいへんだと思う。とても3分間診療では間に合わないと思う。他人の心に踏み込むのは厳しい。まして上から目線で指導とかはできるものではない。厳しい仕事だ2024/02/16
団塊シニア
82
本書で共感できたのは「生まれた意味を問わない」なぜ生まれた価値、生きる意味が必要か?事例を交えており納得できる内容である。2013/03/28
みゃーこ
74
すごい面白い。人の心理は不変ではなく社会的背景の中で変化する相対的ナマモノであると感じさせる論法が読んでいて説得力がある。心理学も日進月歩。日々生まれ変わって変化するんだなと思う事が面白く読んでいて惹き付けられた。2013/07/26