内容説明
本書は雑誌「小説推理」連載中の日本ミステリー時評「国内今月のベストミステリー」の1989年1月号から1994年12月号までをまとめたものである。時評とはいっても、一読者の視点から好きなことを述べ、好きなようにベスト作品を選ぶというスタンスである。
目次
『ベルリン飛行指令』―佐々木譲
『エリ子、十六歳の夏』―結城昌治
『浪花少年探偵団』―東野圭吾
『びいどろの筆』―泡坂妻夫
『パーフェクト・ブルー』―宮部みゆき
『男たちは北へ』―風間一輝
『氷の森』―大沢在昌
『深夜ふたたび』―志水辰夫
『謀殺の翼747』―山田正紀
『孤島パズル』―有栖川有栖〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山田太郎
3
新人賞が好きな人ですね。2010/09/19
nekosuke
2
取り上げられている著作に、自身が読んだものが混ざり始め、「20年も前!?」と戸惑うものがありました。1巻、2巻と通して読むと、その時代時代に取り上げられるミステリーの主流(流行?)の移り変わりがわかるようでした。あくまで、著者が公平に著作をチョイスしていることが前提ですが...。2013/03/20
Tetchy
0
本書から『このミス』の創刊とあいまってくるため、ベスト・ミステリに選出される作品も何かと似てきており、また年代が進むにつれ、筆者もそれを意識したコメントを発するようになる。それに関して私は特に是非はない。『このミス』と似おうが似まいがそれはあくまで結果であって単なる指標に過ぎないのだ。だから香山氏にはそれとは別に己のベストを貫いてほしい。2009/05/30
慧
0
★★1/22000/07/24
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- 和書
- 教育実習日誌 (第2版)