講談社文庫<br> まぼろしの邪馬台国〈第2部〉伊都から邪馬台への道 (新装版)

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講談社文庫
まぼろしの邪馬台国〈第2部〉伊都から邪馬台への道 (新装版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 371p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062761369
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C0121

内容説明

邪馬台国はどこにあったのか―有明海沿岸に古代の夢を馳せた在野の一研究者。途中、失明の悲運にみまわれながら、約三十年の辛苦の末に一つの結論に到達する。この2部は果てしなき研究物語であると同時に、妻の声を「聞く」ことによって、魏志倭人伝などを解析した一人の非凡な日本人の生活記録でもあるのだ。

目次

第2部 伊都から邪馬台への道(東南陸行;金印と稲;プラモデルの国々;筑後川流域にひろがっていた国々;菊池川から阿蘇をめぐる国々;緑川から八代海沿岸の国々;高塚古墳の畿内発生説が崩れる日;有明海の西岸へもひろがる邪馬台連合;女王の都する国;邪馬台国の展望)

著者等紹介

宮崎康平[ミヤザキコウヘイ]
1917年、長崎県生まれ。早稲田大学文学部卒業。文学の道を目指し東宝文芸課に入るが、兄の戦死により帰郷。島原鉄道代表取締役となる。30代前半で失明。失明後、慰留されるも島原鉄道の職を辞す。1957年島原鉄道の強い要請で常務取締役として復職。鉄道建設の際の土器出土に興味を示し、考古学を志す。1965年「まぼろしの邪馬台国」を「九州文学」に連載開始。1967年、同書で第1回吉川英治文化賞を、夫婦で受賞。1970年代の邪馬台国ブームを全国に巻き起こす。1980年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Ikuto Nagura

3
はじめから邪馬台国の比定地を決め付け、方位や日数に手を加えてこじつける説は、著者の言う通り「字を読めない者の考え」だと思う。本書では、魏志倭人伝に無理な解釈を入れずに見事に邪馬台国にたどり着く。さらに、古墳などの遺跡があり、古い郡や字の名にも痕跡が残っている。でも何かが引っ掛かる。日本語の成立過程についての知識も、記紀の内容についての知識も、弥生時代の地理や地質についての知識も持ち合わせない私には、どこが引っ掛かるのか判じることができないけど…。だからこそ、本書が邪馬台国探しブームへと繋がったんだろうな。2015/10/14

あきいら

0
よいこと書いてると思うけど、他の考古学者への苦言がちょっと多すぎ。2010/05/19

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