内容説明
セナの走りに、心に、生き方に最も共感したのは、私たち日本人だった―。なぜセナはこれほどまでに日本人の心の中に入り込んできたのだろう。著者は、セナが生前仕事やプライベートで接していた十五人の日本人を丁寧に取材して、その謎を解いていく。不世出の天才ドライバーの軌跡を新たな視点からたどる、気鋭の迫真ルポルタージュ。
目次
プロローグ 1994年5月1日イモラサーキット
事故を巡る日本での騒動
優しく見守ってあげられるのは僕だけだった
輝ける雌伏の頃
新人離れした実力とスタイルの変化
走ることの意味と精神性
ホンダとの黄金時代
スポーツマンシップとフェアプレイ精神
ジャガ芋に秘められた約束
レーシングドライバーにとっての生と死〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
goro@the_booby
46
セナが逝ってしまって25年。当時のF1ブームに乗せられて鈴鹿にも行った者としては忘れられない。サンマリノでの事故後にセナと親交のあった日本人を取材して書かれた。ブラジルでセナへ農園を売った後も一緒に手助けしていた人や偶然に遺体と対面してしまった人など知らないエピソードなど驚いた。日本にF1ファンを生んだのは中嶋でありホンダでありセナだったのだろうが、今では純粋に日本にF1は根付いたのだろうか。地上波での放送もその後見向きもしなくなったのに言うのも烏滸がましいがF1=セナだったなぁ。2019/12/01
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