内容説明
玄界灘を渡って、韓国プロ野球に身を投じた福士明夫、新浦寿夫ら在日コリアン選手たちが、言葉のわからない「祖国」で体験する烈しい文化摩擦。著者は彼らの「祖国という名の異文化」との格闘の日々を丹念に追い、鮮やかに描きだしていく。従来の韓国・朝鮮観を一変させた画時代的ノンフィクション。講談社ノンフィクション賞受賞。
目次
第1章 重たい春 一九八三年春から夏
第2章 高い空、乾いた風 一九八三年秋
第3章 『祖国』へのシュートボール 一九八三年から八四年初春
第4章 揺れる大地 一九八四年初夏
1 ~ 1件/全1件