出版社内容情報
派手な半纏を着た若い遊び人が、湯島天神の東にある急階段、通称男坂を転がり落ち、首の骨を折って亡くなった。遊び人の名は才次で、女衒や騙り紛いの事をして、この界隈では評判の悪い男であった。才次は、ただ足を踏み外して転げ落ちたのか、それとも何者かに突き落とされたのか!? 北町奉行所臨時廻り同心の白縫半兵衛は、これまでの悪行から才次を恨んでいる者を割り出そうとするのだが――。「世の中には知らん顔をした方が良いこともあるさ」と嘯く半兵衛の人情裁きを描く、書き下ろし人気シリーズ第二十四弾!
【目次】
-
- 洋書
- L'INFIRMIERE



