出版社内容情報
アメリカの大統領は相場をしらない日本人の豊富な金(小判)を狙い、三千丁もの銃を薩摩に売りつけようと、提督を派遣。そんななか、卯之吉は将軍に見込まれ、御側御用取次役という重職に就いて登城していた。老中の政策も突き返せるかなりの要職である。もっとも本人はまったく変化なく、喜々として貴重な外国の本を読み漁っている。アメリカの黒船が大嵐に遭い、提督の娘が乗った救命船は常陸国に漂着。異国の奇怪な舟が現れたと江戸まで大騒ぎに。御城を離れられない卯之吉の頼みで、荒海一家が現地に向かう。大人気シリーズ第30巻!
内容説明
アメリカ大統領は日本の豊富な金(小判)を我が物にするため、鎖国をかい潜って大量の鉄砲を売りつけようと画策。薩摩に提督を派遣した。一方、卯之吉は将軍に見込まれ、日々御城へ。老中の献策も突き返せるかなりの要職に就いたのだが、本人は全く変化なく、喜々として貴重な本を読み漁っている。時にアメリカ船が難破し、提督の娘を乗せた救命用の舟が常陸国に漂着。異国の奇怪な舟が現れたと江戸まで大騒ぎに。御役を離れられない卯之吉の頼みで荒海一家が現地に向かう。大人気シリーズ第30巻!
著者等紹介
幡大介[バンダイスケ]
1968年、栃木県生まれ。武蔵野美術大学造形学部卒業。テレビ局嘱託職員、CM制作会社に勤務。95年、文筆業に転じフリーライターとして活躍。2008年「天下御免の信十郎」シリーズ(二見時代小説文庫)で時代小説作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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