出版社内容情報
御三卿・田安徳川家の十一男に生まれついた徳川竜之助。
跡目争いに興味がなく、天稟の才を持つその剣の腕を磨きながら市井の人々の暮らしに触れたいとの強い思いを持つ竜之助は、南町奉行・小栗忠順の力添えで定町回り同心見習いとして、身分を隠しつつ江戸の街で働くことになる。
若さま育ちゆえの常識知らずで度々周囲を困惑させながらも、竜之助は持ち前の聡明さで江戸の街で起こる様々な事件を颯爽と解決していく。剣戟あり、人情あり、ユーモアもたっぷりの長編時代小説シリーズ第一弾。
内容説明
御三卿・田安徳川家の十一男で変わりものと評判の徳川竜之助。市井の人々の生活に触れ、磨いた剣の腕で悪を成敗したいとの思いを持つ竜之助は、南町奉行の小栗忠順の力添えで定町廻り同心見習いとなることに。若さま育ちゆえの常識知らずでいつも周囲をはらはらさせながらも、様々な事件を颯爽と解決していく“若さま同心”。剣戟あり、人情あり、ユーモアもたっぷりの傑作時代小説シリーズ新装版、第一弾。
著者等紹介
風野真知雄[カゼノマチオ]
1951年生まれ。93年に『黒牛と妖怪』で第17回歴史文学賞を受賞し、デビュー。2015年に『沙羅沙羅越え』で第21回中山義秀文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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とし
77
若さま同心 徳川竜之助「消えた十手」1巻。御三卿、田安徳川家の徳川竜之助、南町奉行所定廻り見習い同心として市井の人々の生活に溶け込み、様々な事件を解決する。爽快でおもしろいです。2022/07/22
ケルトリ
6
いいとこの剣術に長けたお坊ちゃんが同心になって、江戸の町で起こる殺人事件を解決していく話。内容としては結構軽いが、その分だけ読みやすさはあると思った。2021/01/18
のりべぇ
2
後の小栗上野介が35歳の時、1862年文久2年において、御三家田安徳川の11男龍之介は自らの望みのまま身分を隠し同心となる。お付きのやよい、爺やの支倉辰右衛門、先輩同心の矢崎三五郎と岡っ引きの文治、女瓦版屋のお佐紀に口八丁な雲海和尚とその弟子の小坊主狆海…というゆかいな仲間達を交え江戸の町を走る短編4編。いかにもTVドラマになりそうな気楽な物語。ほどほど楽しめます。2024/07/31
さるお
1
興味のある時代、好きなキャラクター。竜之助の活躍に期待!2021/02/24
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