出版社内容情報
ルクセンブルク、アイルランド、スイス、シンガポール、アイスランド、デンマーク。「小国」にもかかわらず、生活水準などを示す「一人あたりGDP」ランキング(IMF、2023年)で世界トップ10にランクインしたこれらの国々。一方で日本は世界34位と低迷、アジア内では韓国に抜かれている。人手不足や少資源、大国の影響に晒されやすいなどの共通点がある中、世界トップの生産性と競争力を築いた6つの小国から成長戦略を学ぶ一冊。
内容説明
一人あたりGDPランキングトップに見る、生産性と競争力の高め方。
目次
第一章 ルクセンブルク―競争力のある産業を育てる先見性(川野祐司)(東洋大学経済学部教授)
第二章 アイルランド―海外からの直接投資による成長プロセス(土田陽介)(三菱UFJリサーチ&コンサルティング調査部)
第三章 スイス―競争力を支えるクオリティ戦略(森健)(野村総合研究所)
第四章 シンガポール―変化の兆しを見せる「成功した開発独裁国家」(久末亮一)(アジア経済研究所副主任研究員)
第五章 アイスランド―地理的条件を活かした産業展開(川野祐司)(東洋大学経済学部教授)
第六章 デンマーク―その経済を知ることの面白さ(井上陽子)(デンマーク在住ジャーナリスト)
第七章 日本―人口減少下での生産性の向上と新陳代謝の重要性(小黒一正)(法政大学教授)
第八章 日本が再び豊かになるためのヒント―小国からの3つの示唆(関山健)(京都大学教授)
著者等紹介
関山健[セキヤマタカシ]
1975年、愛知県生まれ。京都大学大学院総合生存学館教授。東京大学博士(国際協力学)、北京大学博士(国際政治学)、ハーバード大学修士(サステナビリティ学)。専門は国際政治経済、国際環境政治、気候安全保障(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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