出版社内容情報
隅田川の七福神巡りにやってきた浅間三左衛門は、ごろつきどもを見事な剣で撃退した眉目秀麗な若侍に目を奪われる。その名も天童虎ノ介--高利貸しに乗り込み、借金のカタに売られた娘を奪い去った虎之介は、会津藩の元藩士だった。ひょんなことから交誼を結んだふたりは、藩の命運を左右するほどの巨悪に巻き込まれていく。人情小太刀が若侍の熱き志を捨て身で護る!! 傑作新装版、第九弾。
内容説明
隅田川の七福神巡りにやってきた浅間三左衛門は、ごろつきどもを見事な剣で撃退した眉目秀麗な若侍に目を奪われる。その名も天童虎之介―高利貸しに乗り込み、借金のカタに売られた娘を奪い去った虎之介は会津藩の元藩士だった。ひょんなことから交誼を結んだふたりは、藩の命運を左右する黒い陰謀に巻き込まれていく。人情小太刀が若侍の熱き志を捨て身で護る!!傑作新装版、第九弾。
著者等紹介
坂岡真[サカオカシン]
1961年新潟県生まれ。早稲田大学卒業後、11年の会社勤めを経て文筆の世界へ。四季折々の江戸の情緒と人情の機微を、繊細な筆致で綴る時代小説には定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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やま
88
照れ降れ長屋風聞帖9作目「新装版」2020.09発行。字の大きさは…中。 富田流小太刀の遣いて浅間三左衛門は、十分一屋(仲人業)のおまつの「ひも」として気楽な浪人暮らしをしながら、係わる人たちの相談事に人情小太刀を振います。 此度も三左衛門の小太刀「本身の尺は1尺4寸(42センチ)に足りぬが、葵下坂と呼ばれる越前康継(やすつぐ)の業物」が、元会津藩士の天童虎之介を助けます。 虎之介は、会津産の薬用人参を大規模に横流しを企てる会津藩国家老・萩原調所の悪事を暴き、宿敵・熊澤典膳を決闘にて破ります。🌿続く→2021/02/25
とし
70
新装版・照れ降れ長屋風聞帖「雪見舟」9巻。隅田川の七福神巡りで破落戸を撃退した天童虎之助を知り、会津藩の不正を暴くため会津へ・・・人情小太刀が冴え渡りました。2022/09/11
アニータ
1
シリーズ第9弾。今回は会津藩の不正をめぐる壮大な展開でした。浅間三左衛門は命がけで気持ちのいい若侍の助にはいります。2022/06/20
onakagayowayowa
0
良かった。一気に読んだ。終わり方も良かった。2024/03/10