双葉文庫<br> 花火がつお―神田まないたお勝手帖

電子版価格
¥550
  • 電子版あり

双葉文庫
花火がつお―神田まないたお勝手帖

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 284p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784575669619
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

母を三年前に亡くし、父であり腕のいい料理人の千吉と、二人で飯屋を切り盛りしているおはる。女義太夫の修業に出ていた妹のおとよが、相撲取りの藤ノ松との子を宿して帰ってきて、ますます忙しい。江戸っ子が大好きな初鰹の時季がやってきた。常連でもあるお隣のご隠居、又兵衛のところに鰹が届いたが、又兵衛は頑として受け取らない。どうもそれには、花火師のもとへ嫁ぎ、喧嘩別れしている娘の存在が関わっていそうだが……(表題作)。すぐに思い悩むたちだが、温かい常連客に囲まれて、ひとつひとつ前向きに打開していくおはるの細腕日乗。第二幕、開店!

内容説明

どうして又兵衛さんは初がつおを受け取らないんだろう?神田鍋町で評判の飯屋「まないた」の看板娘・おはるは、隣家のご隠居宛てのかつおを代わりに預かった。当の又兵衛は知らぬ存ぜぬと取りつく島もなく、父の千吉に聞いても口ごもるばかり。責任感の強いおはるは一人で訳を探り、又兵衛と喧嘩別れしている娘の存在を知るが…(表題作)。味良し、気分良し。おはるの笑顔が福を呼ぶ、大好評書き下ろしシリーズ第2弾!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆっくりさん

9
おはるちゃん2巻目。おはるちゃん、ぐいぐい行動していきます。優しいから、周りの人が心配でどうしようもなくなるみたいです。千吉さんや又兵衛さんのようにそんなおはるを暖かく見守る感じが癒されます。20歳ですが、なかなか大人への道は長そうです。多彩な薬味を用意した素麺定食。かつおの炊き込みご飯、鰻の蒲焼丼、天ぷら定食、梅かつおの冷ややっこ、焼き茄子定食と千吉さんの定食は定番なのにとても美味しそうです。おはるは料理の道も長そうです。頑張れ。そしておとよちゃん、芸の道を進む彼女は母になり素敵な女性へ驀進中です。2020/07/13

はる

8
お隣又兵衛さんの家族のお話。おはるの、短絡的でお節介な性格は、あまり好きではないが、今回は役に立った。 それにしても、おはるの料理のセンスのなさは、本当に残念。2020/07/30

千日紅

5
★3.5 内容(「BOOK」データベースより) どうして又兵衛さんは初がつおを受け取らないんだろう?神田鍋町で評判の飯屋「まないた」の看板娘・おはるは、隣家のご隠居宛てのかつおを代わりに預かった。当の又兵衛は知らぬ存ぜぬと取りつく島もなく、父の千吉に聞いても口ごもるばかり。責任感の強いおはるは一人で訳を探り、又兵衛と喧嘩別れしている娘の存在を知るが…(表題作)。2020/10/03

陽ちゃん

4
シリーズ2作目。今回は「まないた」の常連又兵衛父娘、同じく常連の浪人山村と元妻の連れ子小太郎、そして千吉に持ってこられた縁談をきっかけに父も男なのだと気づくおはると、親子がテーマになっていたようです。千吉とおきょうとの関係がどうなるのかも気になりますが、おはると歌舞伎役者慎吾との仲も気になるなぁ。2020/05/05

ダイアナ

4
気になったので2巻だけど借りてきた。父の千吉が営む飯屋「まないた」の看板娘として働くおはる。料理人を目指してはいるものの料理は下手っぴ、少し子供っぽいところがありつつも性根が真っ直ぐだから応援したくなるタイプ。人情味溢れる話にうるうるくることが多かった。一巻早く読みたい。2020/01/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14234096
  • ご注意事項