出版社内容情報
麹町の飯屋「いろは屋」で常連客に大将と慕われる主、八雲兼四郎。だが、板場に立つのは仮の姿--兼四郎には町方の手の届かぬ悪を闇に葬る”浪人奉行”の裏の顔があった。桜の蕾も膨らみかけた春先、江戸郊外の中野宿で米問屋一家と奉公人が皆殺しされる惨事が勃発。盟友、橘官兵衞らと成敗に向かった兼四郎だったが、下手人として浮上した型破りの浪人集団に翻弄される。外道に地獄を! 民に光を!! 大反響シリーズ、堂々の第六弾!!
内容説明
麹町の飯屋「いろは屋」で常連客に大将と慕われる主、八雲兼四郎。だが、板場に立つのは仮の姿―兼四郎には町方の手の届かぬ悪を闇に葬る“浪人奉行”の裏の顔があった。桜の蕾も膨らみかけた春先、江戸郊外の中野宿で米問屋一家と奉公人が皆殺しされる惨事が勃発。盟友、橘官兵衞らと成敗に向かった兼四郎だったが、下手人として浮上した型破りの浪人集団に翻弄される。外道に地獄を!民に光を!!大反響シリーズ、堂々の第六弾!!
著者等紹介
稲葉稔[イナバミノル]
1955年熊本県生まれ。脚本家などを経て、94年に作家デビュー。冒険小説、ハードボイルドを皮切りに、近年は時代小説に力を注いでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
77
浪人奉行 六ノ巻。兼四郎、官兵衛、定次毎回スカットさせてくれますね安定感抜群、外道に地獄を、民に光を好いですね。2019/10/16
やま
53
浪人奉行・八雲兼四郎の活躍の物語です。米をはじめとした物価が高騰の一途を辿り、江戸で千軒の米屋と八千軒の商家が襲われ、騒乱状態は三日もつづくありさまだった。江戸郊外の中野村の米問屋「成田屋」に盗賊が押し入り一家七人を皆殺しにした。この事を知った「岩城枡屋」の主人・久右衛門は、麹町の栖岸(せいがん)院の住職である隆観(りゅうかん)と諮り、八雲兼四郎に調べることを依頼する。兼四郎は、かつて芝口一丁目にあった無外流の長尾道場では「無敵の男」と呼ばれた練達者であった。2024/08/28
犀門
2
No.131★★★☆☆2019/09/27
ひさか
2
2019年3月双葉文庫刊。書下ろし。シリーズ6作目。安定の定番化ストーリーで、兼四郎、官兵衛は毎度毎度、頑張るなあと感心します。人のため、事件解決のためですね。2019/07/16
ひろ
1
頑張った!八雲兼四郎!2021/08/04