出版社内容情報
霧の津軽沖で突如目撃された不気味な黒船。神出鬼没の船影は徐々に南下し、幕府を挑発するがごとく江戸に近づいてくる。これは国難の前触れなのか。狙いは何なのか。大奥御年寄・歌橋の密命を受けた不知火隼人は、黒船の正体を暴くべく、海岸への護りを固める安房館山藩へと向かう。折しも白浜の磯には碧眼の男が漂着。さらに、仕込み杖を遣う美貌の女剣士が現れる。剣戟の名手による伝説の娯楽大作、装いも新たに登場!
稲葉 稔[イナバ ミノル]
著・文・その他
内容説明
霧の津軽沖で突如目撃された不気味な黒船。神出鬼没の船影は徐々に南下し、幕府を挑発するがごとく江戸に近づいてきた。大奥御年寄・歌橋の密命を受けた不知火隼人は、黒船の正体を暴くべく、海岸への護りを固める安房館山藩へと向かう。折しも白浜の磯には碧眼の男が漂着。さらに、仕込み杖を遣う美貌の女剣士が現れる。剣戟の名手による伝説の娯楽大作、装いも新たに登場!
著者等紹介
稲葉稔[イナバミノル]
1955年熊本県生まれ。脚本家などを経て、94年に作家デビュー。冒険小説、ハードボイルドを皮切りに、近年は時代小説に力を注いでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
90
葵の密使3巻。今回の歌橋からの指令は謎の黒船の正体を暴く事、武器は南蛮から仕入れた弓と矢、海賊に乗っ取られた黒船での立ち回りハラハラドキドキ面白かったですね。2018/10/24
やま
37
なぞのロシヤの軍艦が、津軽の北端を通過して房州の近くに接近しているとの知らせを受けた老中・阿部伊勢守正弘と大奥の権力者である上臈御年寄・歌橋は、馬庭念流の遣い手で幕府の密使を務める不知火隼人を探索に向かわせる。 大砲を多数備えた真っ黒の軍艦は、館山の近くの洲崎に現れた。その軍艦は、海賊バラバノフに乗っ取られ、船長以下百名の者が殺された。乗っ取ったバラバノフは、大砲で脅して幕府から金塊を脅し取ろうとして江戸へ向かっていた。2025/12/07
とく だま
3
登場人物同士の距離が早くに近いような気がする。よいのか悪いのか?2021/12/01




