目次
はじめに 「壊れやすい」アーティストたち
第1章 アーティストはなぜ悩むのか?(カウンセラーとはどんな人か?;精神科医とカウンセラーは似て非なる存在 ほか)
第2章 自分の特性を知り、うまく付き合う(基礎から学ぶ発達障害(1)自閉スペクトラム症・自閉スペクトラム障害
基礎から学ぶ発達障害(2)ADHD(注意欠陥・多動性障害) ほか)
第3章 音楽と産業、そしてカウンセリング(ポピュラー・ミュージック誕生と労働法;アメリカの発展と音楽の変化 ほか)
おわりに ひとりひとりが自分を尊重して生きていくために
著者等紹介
手島将彦[テシママサヒコ]
ミュージシャンとしてデビュー後、音楽系専門学校で新人開発を担当。2000年代には年間100本以上のライヴを観て、自らマンスリー・ライブ・イベントを主催し、数々のアーティストを育成・輩出する。また、2016年には『なぜアーティストは生きづらいのか~個性的すぎる才能の活かし方』(リットーミュージック)を精神科医の本田秀夫氏と共著で出版。Amazonの音楽一般分野で1位を獲得するなど、大きな反響を得る。保育士資格保持者であり産業カウンセラーでもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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しゅん
7
カウンセリングの基本知識を丁寧に説明している。アーティストの事例もたくさん出てくるけど、現代の産業的要請に対して個人がどのように対応していくかの話で、普遍的なテーマを扱っていた。The Vinesのクレイグ・ニコラスがスペクトラム症候群と付き合いつつ20近くバンド活動を続けられている(=カート・コバーンの轍は踏んでいない)のは素直にいいことだなと思う。2020/09/09
かわかみ
4
ジャズ・ヴォーカリストの女性から、同業者にはメンタルが弱くなっている人がけっこういる、と聞いたことがあり、どういうことなのだろう?と思って読んでみた。だが、メンタルヘルスとカウンセリングについて入門的に紹介しただけの本でタイトルは釣りである。内容的に悪い本ではないけれどタイトルに惹かれた方にはお勧めできない。2024/06/21
ソニックゆうすけ
1
主題より、副題のカウンセリングの方に重きをおいた本。なので少々肩透かしの感は否めませんでした。紹介しているアーティストの曲でSpotifyのプレイリストを作っているのは、新しい本の楽しみ方でいいと思います。内容はライトです。2020/12/09
山田
0
タイトルとは異なり,主にメンタルヘルスに関心のある音楽関係の人を対象とした本。内容はカウンセリングの基本を解説したもの。肩凝りや腰痛をマッサージ店で定期的にメンテナンスするように,精神のメンテナンスのため定期的にカウンセリングに通うという考え方は,あってもいいよね。2021/02/21