出版社内容情報
三月前に読売屋「かわせみ屋」を継いだ養子の庄之助とは何者か。恐るべき遣い手で、湯瀬直之進でさえまったく歯が立たなかった。以前は雪谷鈴太郎という名の武士で、秀士館とも何らかの関係があったようだ。江戸市中で大店が強請られ、大金を奪われる事件が続いていた。不気味な動きを見せる庄之助一味との関わりは? その魂胆は? スリリングな展開が続く、書き下ろし人気シリーズ第41弾。
鈴木英治[スズキ エイジ]
著・文・その他
内容説明
謎の読売屋主人、庄之助に叩きのめされた湯瀬直之進は以来、庄之助の影に苛まれ、秀士館の稽古も精彩を欠いた。見かねた倉田佐之助は、友として庄之助の正体を探る役目を買って出る。その頃、表には出ないものの、江戸の大店が大金を強請り取られる事件が立て続けに起きていた。探索する南町奉行所同心の樺山富士太郎と、庄之助の身許を洗う佐之助の目が、徐々に同じ像を結んでいく。緊迫の展開を見せる、大人気書き下ろしシリーズ四十一巻!
著者等紹介
鈴木英治[スズキエイジ]
1960年、静岡県沼津市生まれ。明治大学経営学部卒業。99年、『駿府に吹く風』(刊行に際して『義元謀殺』に改題)で第一回角川春樹小説賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
82
口入屋用心棒「群青色の波」41巻。え~珠吉が、精彩を欠く直之進さん、しっかりとして欲しいですね、それにしても珠吉さんどうなるのかな。2018/07/02
優希
47
謎の読売屋主人・庄之助の正体を探る役目を引き受ける佐之助。同じ頃、江戸の大店から大金を強請り取られる事件も起きていて、波乱万丈の物語の展開だと思いました。緊迫した展開が魅了します。2021/04/06
ぶんぶん
19
【図書館】シリーズ、第四十一弾! 庄之助に叩きのめされた直之進は、自信喪失。 何をやっても自信が持てない、そこで佐之助がピンチヒッターで庄之助を探る。 そうこうしてるうち、江戸の豪商が大金を強請とられるという事件が起こる。 豪商は口を揃えてそんな事実は無いと白を切る。 躍起になって探索する富士太郎と珠吉だが。 徐々に庄之助の正体が判って来た処で、珠吉が斬られた。 前回に続くドラマは次回に持ち越しとなった。 久々の長編に興奮してしまいました。 以下次号!2023/09/27
雅
12
派手さはないけど優しさに溢れてる。そう思っていたら、意外なラスト2018/11/09
蕭白
10
今回で終わりかと思っていたら・・・長い物語になっていますね。次が気になるところで終わってしまったので、まとめて借りておけば、と後悔しています。2020/12/09