出版社内容情報
若き日の源九郎と同門で、互いに剣の腕を競い合った男が、はぐれ長屋にやって来た。彼は馬庭念流の道場にいたが、師範が闇討ちされてしまい、仇討ちのため江戸に来たという。話を聞いた源九郎は、さっそく長屋の仲間たちと力を合わせて、仇敵の行方を調べ始めるが、そうした動きを察知されたのか、ある日、はぐれ長屋が謎の男たちによって襲撃されてしまう。大好評シリーズ第四十二弾!
鳥羽 亮[トバ リョウ]
著・文・その他
内容説明
三人の侍と斬り合いをしていた、初老の武士と若い娘を助けた源九郎と菅井。初老の武士からお礼かたがた声をかけられ、源九郎は彼がかつて自分と同門で、剣の腕を競い合った戸坂市三郎であることに気づく。戸坂は上州高崎で馬庭念流の道場の師範代をしていたが、師匠が一刀流の遣い手に暗殺され、敵を討つため、師匠の娘と江戸に出てきたという。源九郎たちは戸坂と娘をはぐれ長屋で匿い、仇敵を探り始める。大好評シリーズ第四十二弾!
著者等紹介
鳥羽亮[トバリョウ]
1946年、埼玉県生まれ。埼玉大学教育学部卒業。1990年、『剣の道殺人事件』で第36回江戸川乱歩賞を受賞し、作家デビュー。剣豪・人情時代小説で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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いつでも母さん
146
シリーズ42弾!安定の面白さ。今回は」仇討の助っ人。長屋の皆が巻き込まれて・・これはもう、やるしかありませんよね。2018/05/16
とし
94
はぐれ長屋の用心棒「俺たちの仇討」42巻。士学館で鏡新明智流の修行をしていた、かっての同門の戸坂と戸坂の師匠の娘とで仇討ちを、はぐれ長屋の仲間で手助けし本懐を遂げさせる。面白いがちょっとマンネリ化してきたかな。 2018/04/25
toshi
13
仇討にやって来た源九郎の道場仲間に助太刀する話。 仇討の話は有ったような気がするけれど、他のシリーズだったか。。もう42巻にもなると何が何だか(笑)。2018/11/23
ひさか
5
2018年4月双葉文庫刊。書下ろし。シリーズ42作目。華町源九郎の志学館での修業仲間の仇討ちの助成をする長屋の人々のお話。ストレートな助成の話で、安定のマンネリ路線です。2018/07/29
goodchoice
5
このシリーズももう42巻と途方もない長期シリーズとなっている。筋立てはいつもの通りでちょっとマンネリだが、そこは水戸黄門同様、面白ければ良しとしよう。今後もずっと同じ感じでお願いします。2018/06/08
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- 和書
- 部落解放研究 第141号