出版社内容情報
藤井邦夫[フジイ クニオ]
著・文・その他
内容説明
楓川に架かる新場橋傍で、博奕打ちの猪之吉が死体で発見された。探索を開始した半兵衛の前に、猪之吉の情婦おつやの家を窺う浪人者が現れる。さらに猪之吉と連んで悪事に手を染めていた“厨の長助”も殺され…。「世の中には私たちが知らん顔をした方が良い事がある」と嘯く、北町奉行所臨時廻り同心白縫半兵衛の人情裁きを描く、大好評シリーズ第二弾。
著者等紹介
藤井邦夫[フジイクニオ]
1946年、北海道旭川生まれ。テレビドラマの脚本家、監督を経て、2002年に作家デビュー。以降、時代小説で数々のシリーズを手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
115
新・知らぬが半兵衛手控帖「思案橋」2巻。スズちゃん命名『合点の音次郎』秋田犬になつかれ大活躍良いですね、次巻も楽しみです。2017/09/03
いつでも母さん
88
忠義ものの犬『しろ』が仲間入りするのかと思った。藤井作家、色々考えてくれますね。音次郎はまだまだこれから。読友さん命名『合点の音次郎』ピッタリです『おふみ』の話はちょっと切ない。半兵衛さん、次はどんな事を知らん顔してくれるのだろうか。もう楽しみでならない。2017/07/19
真理そら
27
新シリーズになって雑炊より鳥鍋の登場が増えた気がするなあと、どうでもいいことまで気になる程半兵衛さんチームの活躍は優しくてほっこりしている。しろには半兵衛チームに残ってほしかったけど、忠義者だから仕方がないよね。おつやが思案橋を渡っていたらどうなったんだろうと思ってもみたり。2019/01/22
一五
4
久しぶりでも のんびり楽しめる。連作時代物の良い所。そう大きくはずれないし😊2019/05/29
goodchoice
3
知らぬが半兵衛の人情噺は、カミソリ久蔵と並ぶ名作だ。いつどの話を読んでも安心して読んでいける。是非、長くお願いします。2017/10/18