出版社内容情報
藤井邦夫[フジイ クニオ]
著・文・その他
内容説明
盗人稼業から足を洗った“仏の宗平”が火付盗賊改方の矢崎采女正に斬り殺された。かつて宗平らに出し抜かれ面子を潰された矢崎は、宗平の首を小塚原の刑場に晒し、手下を誘き出して一網打尽にしようとしていた。それを知った盗賊“眠り猫”の勘兵衛は、昵懇の間柄であった宗平の首を火盗改の手から奪おうと画策するが…。書き下ろし時代小説、大好評シリーズ第八弾。
著者等紹介
藤井邦夫[フジイクニオ]
1946年、北海道旭川生まれ。テレビドラマの脚本家、監督を経て、2002年に作家デビュー。以降、時代小説で数々のシリーズを手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
98
日溜り勘兵衛極意帖「盗賊の首」8巻。今回も期待通りでしたね吉五郎、丈吉、おせいさんの連携された根回しと勘兵衛さんの気持ちのよい始末にはスッキリです、火盗改の始末にはナイスでした。2016/10/18
いつでも母さん
75
眠り猫・勘兵衛シリーズの8弾!今回もおもしろく読了した。特に2話目「闇に秘める」の利平には参った。勘兵衛、危ない危ない。そしてタイトル作、こういう男同士の話は好きだなぁ。火盗改の面子を潰されたって?それがどうしたといいたいねぇ。今又、『眠り猫』に返り討ちにあったではないか!肩書きにあぐらをかいていたからじゃないんですかい?嗚呼、すっきりしたわぁ(笑)2016/07/19
小梅さん。
7
弔い合戦ともいえる標題作がよかった。 ちょっとせつないラストの「囲われ女」もいい。2017/05/05
goodchoice
2
いつも錏勘兵衛の仕切りに丈吉、吉五郎、おせいの脇役がキッチリ働き、最後の気持ち良い結末を迎える。これが時代小説の醍醐味なのだろう。2016/07/18
のんぶぅ
2
チーム日溜り組の頭の元に集まりし仲間たち、情報収集、探索、下調べ等に吉五郎、おせい、丈吉の連携が素晴らしいです。おとき婆さんへ手土産の羊羹なら虎屋にして下さいな--時代が違いますかな。(冷や汗-笑)2016/06/18
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