文春文庫<br> 運命の絵

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文春文庫
運命の絵

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  • サイズ 文庫判/ページ数 219p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167914318
  • NDC分類 723
  • Cコード C0195

出版社内容情報

命がけの恋や、歴史を動かした英雄を描いた名画、画家の人生を決定づけた一枚など「運命の絵」を読み解く。絵画はすべてカラー掲載。

内容説明

命懸けの闘い、とめられぬ恋、英雄達の葛藤、そして、流転の始まり…。ルノワールやムンク、モローなど名だたる画家による“運命”の絵。それは、世紀の瞬間を捉えた名画であり、描いた者の人生を一変させた作品である。絵画の奥に潜む画家の息吹と人間ドラマに迫る、絵画エッセイ名手の新シリーズ文庫化!

目次

ローマ帝国の栄光と邪悪―ジェローム『差し下ろされた親指』
擬人化された「運命」―ベッリーニ『好機』/デューラー『ネメシス』
一度見たら忘れない―ムンク『叫び』
夜明けの皇帝―ダヴィッド『書斎のナポレオン一世』
謎々を解いた先に―モロー『オイディプスとスフィンクス』/シュトゥック『スフィンクスの接吻』
アレクサンダー大王、かく戦えり―アルトドルファー『アレクサンドロスの戦い』
風景画の誕生―ホッベマ『ミッデルハルニスの並木道』
事故か、宿命か―ブローネル『自画像』『魅惑』
クリノリンの女王―ヴィンターハルター『皇后ウジェニー』
ドイツ帝国誕生への道―メンツェル『ヴィルヘルム一世の戦線への出発』
愛する時と死せる時―アングル『パオロとフランチェスカ』/シェーフェル『パオロとフランチェスカ』
ロココ式 没落過程―ホガース『当世風結婚』1~4
年表 ナポレオン 晩年の出来事
故国で行き倒れになるよりは―ブラウン『イギリスの見納め』
コラム オペラ『運命の力』
少年は森に消えた―ウォーターハウス『ヒュラスとニンフ』
聖痕の瞬間―マックス『アンナ・カタリナ・エンメリヒ』/ジョット『聖フランチェスコ』
ヴェスヴィオ火山、大噴火―ブリューロフ『ポンペイ最後の日』/ショパン『ポンペイ最後の日』
感じるだけではわからない―ルノワール『シャルパンティエ夫人と子どもたち』

著者等紹介

中野京子[ナカノキョウコ]
北海道生まれ。作家、ドイツ文学者。2017年開催「怖い絵展」特別監修者。西洋の歴史や芸術に関する広範な知識をもとに、絵画エッセイや歴史解説書を多数発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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アキ

112
「運命の絵」シリーズ。歴史画、肖像画、風景画、風俗画、抽象画など、中野京子の語り口はいつも通り、滑らかで、鮮やか。表紙のピエール=オーギュスト・ルノワール「シャルパンティエ夫人と子どもたち」1878年。裕福な夫人と愛らしい子どもの肖像を、まだ若いルノワールに依頼したパトロンのシャルパンティエ氏は、やがて事業に行き詰まり、この絵の少女が成人になった頃、競売で売りに出された。ルノワールの出世の契機となったが、描かれた家族の没落との対比のエピソードが印象的。2022/10/21

ムッネニーク

70
139冊目『運命の絵』(中野京子 著、2020年1月、文藝春秋) 『怖い絵』シリーズの著者による西洋絵画の解説書。「運命」をキーワードに、絵画に描かれているディテールの意味や、時代背景、作家や肖像となった人物のその後などを解き明かしてゆく。 ムンクの「叫び」やルノワールの「シャルパンティエ夫人と子どもたち」など、計36点の絵画がカラーで掲載されており、実際にその絵を眺めながら解説を読む事が出来る。 美術史だけで無く、西洋史の勉強にもなる一冊。 〈「絵に襲われた」、ブローネルはそう言ったという〉 2024/11/17

坂城 弥生

47
表紙の幸せそうな家族のその後が切なかった。2022/01/25

Syo

39
「印象派」という言葉は嘲りから生まれた。 モネ、ドガ、ピサロ、ルノワール、スーラ…。 昔、フランスに行った時、現地の日本人ガイドが、僕ならルーブル美術館よりオルセーに行きますってことだったので、印象派の美術館、オルセーへ。 今、兵庫県立美術館でゴッホ展が。再開かって話を昨日、聞いたばかり。 倉敷の大原美術館に初めて行った時、そっか日本にある絵だから教科書に載せやすいのかって思った記憶が…。 絵画っていいよなぁ。2020/03/14

真朝

16
私にとって中野京子さんの文章はとても読みやすいです。長々とご高説を説かれるより、数ページで次の作品に移る所も好きです。 表紙にもなってるルノワールの絵の幼子がとても可愛らしく気に入っています。2020/03/22

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