出版社内容情報
黒木 久勝[クロキ ヒサカツ]
著・文・その他
内容説明
香木屋芳楽堂の一人娘おりんは、旗本出身の香師である父仙三郎の情愛を一身に受け美しく育つ。線香ほの香が大当たりし、江戸香の名店と謳われていた芳楽堂だったが、大晦日の夜に賊に入られ、代々伝わる秘蔵の伽羅「白浪菩薩」ばかりか仙三郎の命まで奪われてしまう。手の平を返すように冷たくなる世間に打ちひしがれるおりん。だが、持ち前の負けん気と卓抜した嗅覚を頼みに店の再興、そして父の仇討ちに立ち上がる。期待の新シリーズ、始動!
著者等紹介
黒木久勝[クロキヒサカツ]
1973年、大阪市出身。高校卒業後、映画『東京フィスト』のスタッフとして参加するために上京。以降、塚本晋也監督の助監督を務める。また、フリーのディレクターとして、テレビ番組制作に従事。2007年、映画『悪夢探偵』で脚本家デビュー。代表作はドラマ版『猫侍』。2015年、「鬼がらす恋芝居」シリーズ(双葉文庫)で小説家デビューを飾る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
藤よい
4
初読みの作家さん。とても読みやすかったです。おりんが庭で伽羅を見つけた場面では涙が出そうになりました。おりんを支える芳楽堂の人達も人柄が良く好きです。続きが非常に楽しみです♪♪ 読書メーターのおかげで色んな作家さんを知ることができて幸せです⭐︎2019/12/26
ピンク
3
新たなお仕事もの時代小説発見!いやー、発掘しましたわー。お香って難しいけど、ちょっと面白い。長く続くといいなー。2016/09/22
こめまり!
3
これからいろんなことが起こりそうな余韻を存分に残しつつ、読了!次巻を楽しみに待つとします。2016/03/02
goodchoice
1
初読みの作家だが、調香師を主人公に筋立てもしっかりしていて、楽しめる。まだ謎が多そうなので、今後も楽しめそうだ。2019/09/29
motopurin
1
香木屋の娘おりんの成長が楽しみ。読んでいるだけで、香木の良い香りが漂ってきそう。2016/11/09