内容説明
盗賊“眠り猫”の名を騙る謎の一団が日本橋室町の呉服屋に現れ、有り金全部を奪って店の主を惨殺した。盗賊“眠り猫”を率いる錏勘兵衛は、己に恨みを持つ者の犯行だと睨み、その正体を暴こうと動き出すが…。闇夜に繰り広げられる偽盗賊との息詰まる攻防。周到な罠を掻い潜り、勘兵衛らは“偽眠り猫”を追い詰めることが出来るのか!?大好評書き下ろし時代小説、シリーズ第四弾。
著者等紹介
藤井邦夫[フジイクニオ]
1946年、北海道旭川生まれ。テレビドラマの脚本家、監督を経て、2002年に作家デビュー。以降、時代小説で数々のシリーズを手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
116
日溜り勘兵衛極意帖「偽者始末」 4巻。悪が悪をを懲らしめる盗賊眠り猫、ますます面白くなりますね、第一話の見張り蔵の金無垢の観音像を盗み出す手口は面白かった次巻も期待です。2014/11/29
真理そら
19
『見張り蔵』の手口が楽しかった。このシリーズでは実際に可能かどうかは別にして、いろいろな手口の盗みが紹介されるのが楽しい。2018/12/22
いつでも母さん
13
好きなシリーズ4巻目。いや~今回も面白かった。特に1話目はワクワクして読まされた。左門といつの日か又会わせちゃうの?藤井作家・・気になるなぁ・・今回も盗賊なのにカッコイイ・・次も楽しみに待ちます。2015/01/20
小梅さん。
10
あいかわらずかっこいい勘兵衛さん。 衆目の監視の中、どうやって金の像を盗み出すのかとか、偽の眠り猫をどうやって成敗するか、などわくわくする。 幼い子供を救う顛末には、ほっこり。 冷徹なところも魅力のひとつ。 仲間たちの働き、チームワークもさすが。 2017/04/08
あかんべ
5
見張り蔵で仏像を盗まれても平気な吉右衛門顔。顔を知られた勘兵衛。用心棒の水谷左門のこの先町でばったり会ったら、とか心配な要素がいっぱい。2014/12/14
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