内容説明
武士たちに襲われている神谷道場の者を助けた華町源九郎と菅井紋太夫。数日後、道場の者たちがはぐれ長屋を訪れ、襲撃者たちの正体を突き止め、討たねばならぬ時は助勢を願うと依頼される。源九郎たちが探索を続けていくと、ある剣術道場との確執が明るみに。そんな時、三年の間、廻国修行に出ていた神谷道場の嫡男が江戸に戻ってくる。大好評シリーズ第二十七弾。
著者等紹介
鳥羽亮[トバリョウ]
1946年、埼玉県生まれ。埼玉大学教育学部卒業。1990年、『剣の道殺人事件』で第36回江戸川乱歩賞を受賞し、作家デビュー。剣豪・人情時代小説で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
55
はぐれ長屋の用心棒「うつけ奇剣」27巻。今回は神谷道場の門弟を助けた事から、剣術指南役を巡る争いに助をする、はぐれ長屋の用心棒概ね型にはまった物語だがやはり楽しく面白く読める。菅井紋太夫さんの一方通行の片思い始めてみせる別顔でした。 2014/06/29
toshi
6
「はぐれ長屋の用心棒」の27巻。 今回は菅井の居合が大活躍。 それにしてももう27巻なのだから、登場人物や背景などの細かい説明はいらないんじゃないの・・? 双葉文庫2015/04/03
ひかつば@呑ん読会堪能中
5
久しぶりのはぐれ長屋シリーズは、卑怯な道場から守るという過去にもあったような話でパターン通りの内容だったが、狙われた若い道場主の母親に亡くした妻の面影を求める菅井の一方的な片思いがなんともウブで、普段とは違う菅井が面白く、あっという間に読み終えた。2013/05/03
史
3
卑怯な手段を使う偽りの剣客を、長屋の剣豪は毅然と立ち向かう。2022/01/21
まりりんりん
3
確かにパターン化されて来て、テンプレ通りの展開ではあるのですが、それでもやはり、チャンバラシーンにはドキドキさせられます。宗之助にもっと活躍する場面が欲しかったし、諸国修行の道中話、江戸に戻ってもすぐに道場へ戻らなかった訳など、いくらでも膨らませることが出来そうなんだけどな。2013/07/05
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