出版社内容情報
江戸の芝居町で興行中の中村座の舞台に、安房館山藩の下級武士たちが、百姓姿で乱入してきた。観劇中の館山藩の姫君を人質にとり、藩主に百姓たちの窮状を訴え、嘆願しようと企んだのだが…。若き日の遠山金四郎の活躍を描く、シリーズ第五弾。
内容説明
安房館山藩の姫君が芝居見物の最中、鉄砲を持った百姓姿の男たちに襲われた。囃子方として舞台にいた金四郎は、咄嗟の機転で賊たちを捕りおさえたが、男たちの発した「隠し銀山」という言葉に引っ懸かりを感じていた。厄介事に首を突っ込みたがる性分の金四郎は、兄貴分の次郎吉とともに館山へ向かう。好評シリーズ第五弾。
著者等紹介
井川香四郎[イカワコウシロウ]
1957年、愛媛県生まれ。中央大学卒。柴山隆司の筆名で書いた時代小説『露の五郎兵衛』で小説CLUB新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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