内容説明
神田川沿いで岡っ引の彌次郎の刺殺体が引き上げられた。彌次郎は、足抜けした女郎を折檻死させた女衒の八十助を追っていたという。前科者の八十助が腕の入れ墨を消すため、町医者の所に現れると踏んだ定中役同心の小森伝一郎は、助力を求めるため桂治療院を訪れるが…。父の遺志を継ぎ女医者となった桂千鶴の活躍を描く、好評書き下ろしシリーズ第五弾。
著者等紹介
藤原緋沙子[フジワラヒサコ]
高知県生まれ。立命館大学文学部史学科卒。小松左京主宰「創翔塾」出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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むつこ
15
シリーズ5作目。千鶴と求馬の恋は進展しませんが弟子のお道と五郎政の恋のお話の3本立て。2018/11/29
calaf
11
昔も今も同じ、恋は盲目?吉蔵、お道、そして五郎政が...さて、彼らは今後どうなるのか...あ、それにしても、井端家の騒動は、ようやく落ち着いたのかな???まだ裏があったりして... (大汗)2014/08/21
オレンジ。
10
シリーズ第五弾。千鶴は女牢の医師も務めているが、女牢名主のお勝の母娘の物語「長屋の梅」の他「草餅」「恋指南」。2016/07/26
RAKUSI
6
シリーズ5。お道ちゃんの切ない恋など恋の話が多い作品でした。2019/11/23
chacha
6
シリーズ5。今回はお道の恋や五郎政の初恋のお秀との再会など。求馬と千鶴との仲は進展なしかな。前に登場した千鶴の恩人井端家の家禄がもどり、やっと安心できそうです。 根付けの恨みで殺そうなんて、本当に刀をなんと心得ているのやら。徳次郎の招福の根付け、みてみたいな。かわいい表情なんでしょうね。マンネリとも思うけど次も読むつもりです。 2017/07/24