内容説明
村の郵便局には、ウサギのはやあしさんと奥さんのしらゆきさんが働いています。はやあしさんは、村の動物たちが書いた手紙を毎朝となり町の郵便局へ届け、午後は村中をまわって動物たちに手紙を配ります。もうすぐタヌキのたのまるおばあさんの誕生日がやってきます。おばあさんは、となり町から息子夫婦と孫たちを呼んでお祝いをしようとクリの実を拾い、ごちそう作りを始めました。ところが、天候が急変し…。
著者等紹介
たまのまさと[タマノマサト]
長野県に生まれる。絵本出版に占める翻訳絵本の役割に関心をもち、日本で翻訳される絵本の内容がきわめて限定的である点に注目する
こにしみすず[コニシミスズ]
千葉県に生まれる。アニメーションスタジオに勤務し「平成たぬき合戦ぽんぽこ」「耳をすませば」「もののけ姫」の動画、「ホーホケキョとなりのやまだくん」「千と千尋の神隠し」の原画を担当した。現在はフリーのアニメーター、イラストレーターとして活動する
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遠い日
8
雨の災害を描いた本。年寄りの経験値と村のみんなの助け合いが力強く描かれる。「橋」というものがどれほど生活に欠かせない、だいじなものか。郵便にせよ、人々の行き来にせよ、その役割は重大だ。2019/05/28
HNYYS
3
図書館本。意外と分量長めでした。ながいきさん、いつまでも長生きしてほしい。こういう方の貴重な昔話が災害には役に立ちますね。2019/01/30
こどもふみちゃん
2
読みごたえのある長めの絵本でした。大雨が降って、川が大水になる。くりのきむらが大事件!3・4・5・6・7・8歳向け。2013/10/20